歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

第12話 黒猫のジジ

本日6回目の更新です。

昨日に引き続き

大学時代の心に残るチャレンジの旅を書いてます。

本日は、この旅の歩き始めて2日目の出来事です。

家康同様、岡崎城に入城せず、天守閣を仰ぎ見ながら

夕方、岡崎の北の岩津の真福寺に到着しました。

事前に連絡をしてあったので

ご理解をいただき歓待されました。

そして、ここでこの旅で初のテント生活が始まりました。

実は、一人でのテント張りは、これが初でしたが

ツエルト(一人用テント)は、私にとっては楽に張れました。

しかし、このテントを張る作業には、珍しいのか多くのギャラリーが居たのには困惑しました。



大きなザックをしょって来た来訪者が珍しいらしく

近所の子供たちが大勢集まっていまして・・・・・・・・・

そして、そのギャラリーの中には、人間だけでなく猫もいまして

小さな痩せた黒猫でした。

この黒猫が、やたらと私になつきましてね



当時、上映中だった宮崎アニメの「魔女の宅急便」に出てくる

小さな黒猫そっくりだったので「ジジ」と名付け

一緒に、ご飯など食べました・・・・・・(笑)

黒猫なんてあまり縁起の良いものではないのでしょうが

何故か、仲良しでしたね!

でも、ジジは私への神の試練の予兆だったとは

後で知るのですが・・・・・・・・・・



この日は、予定通りのメニューを作り
(シーチキン野菜炒めと野菜サラダ)

夕食後に天気図をつけてますと

台風が未明から東海地方に接近するだろうと予測されました。

そこに、お寺の方がお見えになり

「ちょっと お湯呼ばれない?」と声をかけられまして

呼ばれない?という意味が、いまいち解らなかったのですが

どうも、東海地方の方言なのか?

来ませんか?との事でして

早速、御呼ばれいたしました。

お湯とは、お風呂で

この旅で初の風呂に入り、体の汚れを落とす事ができましたが

前日の右足の火傷の跡がひどく水泡になっていて

痛みが走って大変でした。

でも、こちらで大いなる歓迎を受け

人情のありがたみは、骨身にしみましたよ!


現在、ついつい困っている人、頑張っている人に親切にしてしまうのは

この旅の時の、見も知らない人たちの人情に触れたおかげですね!


そして、この夜はぐっすり寝ましたが

翌日、大きな試練が待っているとは、予測はある程度できてましたが

予想以上の物になるとは・・・・・・・


続く