歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

決戦は水曜日

本日2回目の更新です。

今年もあの季節がやって来ました。

我が家の一大イベントの日です。

昨日ちゃんと準備の為、例のぶつを調達しましたが



今年も悲惨な目にあうのでしょうか?

昨年は→ 昨年の豆まき という感じで

散々な鬼生活でした。

家内からの「鬼になって帰ってきて」というメールは毎年の事ですが

我が家では、年々豆まきの威力が増してきています。

そこで、今年は色々と考えをめぐらし

鬼としての対抗策を考えました。


まず、あのゼロ距離射撃に対する対策です。

物理的に物を投げれば、その威力は

その弾の質量×スピードの二乗ですので

弾の質量が重ければ重いほど

当たった時の打撃力は増します。

しかし幸いな事に、豆まきのマメに得大サイズとは有りませんので

問題は、そのスピードです。

射程距離が長くなればなるほど、弾の弾道は弓なりになり

その威力は落ちますが

我が家の子どもたちは年々ほぼ直線の弾道を描く豆まきをします。

また、この威力を存分に発揮するのが

あのゼロ距離射撃です。

玄関前から鬼に扮して帰るのですが

ドアを開けた瞬間、

待ち構えたように、至近距離から放たれるマメは強烈です。

これらの分析から、

私は今回2つの鬼防護策のポイントを考えました。

一つは、あのゼロ距離射撃をさせない為に

子どもたちと間合いを取る戦術です。

もう一つは、マメが当たっても痛くない防護策です。

この2つのポイントを踏まえ数々の案を練ってみました。



まずは市販のマメのおまけの鬼の面鬼の不備は、目のところに穴が開いている事です。

覗き穴なのはわかりますが、

昨年は、ここに弾丸が集中し

穴からマメの弾が貫通し、目に直撃でえらい思いをしました。

この直撃を避ける為、

鬼の面の下にサングラスをかける方法です。

でも、これは視界が悪くなる事と、サングラスが破損する事を考え

あえなく断念でした。



次に、鬼の面を大きく作り変えることです。

市販の鬼の面は、子どもも被れる様に

小さいものですので、私の大きな顔ははみ出しますので

昨年のように、痛い思いをします。



そこで、新たに当社で販売しているプラ板で、大きな鬼の面を作り

目の所を開けるのではなく、透明にして見えるようにする案です。

これなら、マメの直撃と顔全体の防御が兼ねられます。

しかしここまで考えると、無敵の鬼の面に、昨年の惨敗の念を晴らすべく

一工夫考える事にしました。

それは、口のところに穴を開け管を通し

吹き矢のようにマメを撃ち反撃すると言う策です。

よしよし、これで今年は一泡吹かせることが出来るぞ!(笑)

と思いきや

考えてみたら

この口のところに、万が一直撃を食らうと

今度は、喉の奥にマメの直撃を受ける羽目になります。

仕方なく、この案も断念です。


頑張って凝った面製作しようとすればするほど

時間もかかりますが、年に一回の事にここまで凝る必要も無いか

時間もないし・・・・・・・・・・・

と考えていた所、最近の警視庁機動隊などが装備している

透明の盾が思いつきました。

「そうだ!市販の面を被って、片手にプラ板で作った、透明の盾を持ち

顔を防御すればいいのだ・・・・・・これは名案です。

しかし、欲という物が出てくるもので

こうなれば、先ほどの豆鉄砲の反撃も考えようとばかりに

第二次世界大戦中にドイツ軍が実際作った

銃身の曲がった銃を考えました。

つまり、透明の盾に隠れて、ホースを口につけ、曲がったホースの先に

マメを詰めて、口で吹いて反撃するのです。

しかし、この案だと連発は出来ないので

弾を込めているうちに、至近距離からのゼロ距離射撃に持ち込まれたら終わりです。

それなら、連射が出来る物はと考え

もう一方の手に、水鉄砲を持ち、これで水を放ち

間合いをとらせ、射撃距離を稼ぐのです。

最高の名案と思いましたが

我が家の玄関先は、水浸しになり

後で、家内に叱られる事を想像すると

これまた断念でした。・・・・・・・・・

それに、この豆まきは鬼が勝っては意味の無い事も考えると

攻撃を考えることなく、ひたすら防御に徹するのが妥当だという結論になりました。

そこで次に考えたのが、後の処理の面倒さです。

鬼が負けるのはしょうがないとしても

この戦いの後に残るのは、マメだらけの戦場の跡です。

マメの掃除たるや大変なので、

今度は、体を覆い隠すくらいの大盾を作り

この盾を2重構造にして、表面は簡単にマメの弾を貫通させ

その奥の装甲で防御をし、盾の中にマメを集めてしまう案です。

しかし、これも、盾に当ててもらわなければ意味が無いので

盾の表面に、大きな鬼の顔を書き

ここに、集中射撃するように仕向けるのです。

これは、名案だ!苦労しても作ってみよう!

表面は、直ぐ貫通するような薄い紙を用意しよう

と言う事になりましたが

2月3日節分の天気が心配になりました。

万が一雨でも降っていたら、雨で家にたどり着く頃には

せっかくの苦労も水の泡です。

ビニールで覆っていこう!

とも考えましたが、

よくよく考えると、人の大きさほどの大盾を

駅を超えて持ち歩くのですから

周りの人は、なんと思うでしょうか?

ましてや、盾の表面に鬼の顔が書いてあったら

どう思うか?

こう考えると、バカらしくなってしまい

すべての案が水泡に帰しました。


こんな事を考えている間にも

鬼と子ども達のマメ合戦は刻々と近づいて来ています。

決戦は来週の水曜日です。