歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

魚雷

本日4回目の更新です。

先日韓国のコルベット艦「天安」が沈没した結果報告の日

みのもんたさんが

「こんな大きな魚雷が・・・・・」と言ってましたが

直径533ミリ、全長7メートルの魚雷でしたが

私はさほど驚きもしませんでした。

一般に言われる「長魚雷」の標準サイズでしたから・・・

日本の大戦中の酸素魚雷はもっと大きいんですよ!

小学生だったかな?この酸素魚雷を自由研究で発表したのは・・・・

この頃から軍事オタクでした。(笑)

そもそも、潜水艦から水上艦艇を雷撃する魚雷は長魚雷と言い

21インチつまり533ミリが標準なのです。

ロシアで650ミリ、フランスで550ミリなどという珍しいサイズの物も一部ありますが

世界のほとんどが533ミリ直径の魚雷です。

ただ、潜水艦を攻撃する魚雷となると話は違います。



水上艦艇に積み込まれたこれらの魚雷は「短魚雷」と言い

直径324ミリの少し小さな魚雷です。



これらは長魚雷と比べて目的が違いまして

水上艦を沈めるための魚雷ではありません。

潜水艦を沈める為の兵器なのです。

潜水艦は水中を潜航してますから

その船体は海水の中です。

周りで爆発が起きれば、水圧でつぶされます。

水圧の威力はすさまじく、空中爆発の比ではありません。

だからあまり大きな魚雷でなくて良いのです。

実は先日沈んだ「天安」もこの短魚雷は3連装俵積みのものを2基

合計6本つんでいました。

ではなぜ?接近する魚雷を探知できなかったのか?

多分、浅い海だったからでしょう。

実は浅い海では水上艦艇からソナーでの探知が難しかったのではないでしょうか?

そして、本日ちょっと怖いニュースが・・・・

北朝鮮サンオ級小型潜水艦(300トン)が4隻母港を出て行ったとの事



昔、韓国の沿岸で座礁して、乗組員と韓国軍で銃撃戦になった事件の潜水艦です。

潜水艦と言っても、水中排水量277トン、35メートルほどの小船で

乗員は19名+ダイバー6名といった特殊部隊などを送り込む小型潜水艦なのです。

ゲリラを送る為の小型潜水艦ですが、

それでも、問題の長魚雷を2から4本は持っています。

この潜水艦が一気に4隻も行方をくらましておりますし

その母港は日本海側なのです。

現在緊張の走る黄海とは逆の海ですので

そちらに向かうとすれば、朝鮮半島を勧告沿岸部を通り

大きく迂回しなければならず、緊張が走りますし

まず、一気にいなくなること自体が恐怖なのです。

潜水艦の存在意義とは、魚雷を持った船が見えない海の中に潜んでいる

このこと自体が、潜在的なプレッシャーを与えているからなのです。