昨日から私が心配するニュースがある。
そして本日20日に韓国が正式に発表し
ニュースの速報で報じられたのが以下のとおり
朝鮮半島西側の黄海で3月に起きた韓国海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」(1200トン級)の沈没について、原因を調べていた韓国軍・民間合同調査団は20日午前、北朝鮮製の魚雷攻撃により沈没したとする調査結果を発表した。
判断の根拠として、調査団は沈没現場付近の海底で魚雷のスクリューやモーターが見つかり、これらが北朝鮮が使っているものと一致したとした。推進装置の一部に洋数字とハングルで「1番」と記載されていたという。
攻撃に使われた魚雷は、北朝鮮の小型の潜水艇から発射された可能性が高いとした。
「天安」は3月26日午後9時45分頃、南北の海上境界線にあたる北方限界線(NLL)近くを航行中に船体が二つに折れて沈没。乗員104人のうち46人が死亡した。
皆さんは、韓国の哨戒艦「天安(チョンアン)」(1200トン級)とはどのような船だと思いますか?
私が最初にこの「天安」撃沈事件を聞いた時に
えっ!あの艦が!
と思いました。
排水量1220トン、全長88.3メートルの哨戒コルベット艦[[「ホーハン級」の14番艦です。
ホーハン級は1984年から24隻もの大量生産されたシリーズですが
他国の対潜コルベットと違い、水上艦艇に対しての武装が多く
1番艦から4番艦までは対艦ミサイルハープーンを搭載していますが
その他の艦は、北朝鮮の小型艦艇に対応すべく
76ミリ速射砲2門、40ミリ連装機関砲2基、3連装対潜魚雷2基など
比較的小さい船体に多くの重武装を施すコルベットでして
日本の軍艦では考えられないほど、トップヘビーな艦でした。
それゆえ、重心が高くなりすぎており
沿岸海域以外ではあまり、使用できないだろうと考えられてました。
しかし、小さいとは言っても88メートル104名の乗員が乗る軍艦です。
88メートルというと、横浜港のレストランシップ「ロイヤルウイング」がその長さです。
昨年、この船に乗りましたが
客船ですから排水量は2000トンを越しますが
長さは一緒!
そう小さな船ではありませんよ!
その様な船が、真っ二つになり沈むのですから
岩礁に当たった単なる事故なわけがありません!
また、引き上げられた天安の船体を見ると
中央部の機関部で折れてます。
これは、天安の推進機関がガスタービン1基とディーゼル2基あるうちの
騒音を比較的発するディーゼル機関の部分です。
間違いなく、音響魚雷によるホーミングでしょう!
夜間とはいえ46名もの死者(戦死者?)が出たという事は
ほぼ撃沈状態だったのではないでしょうか?
25メートルという比較的浅い海域での事件でしたので
通常の潜水艦というよりは、潜水艇による魚雷攻撃は明白!
これから、朝鮮半島情勢はどうなるのでしょうか?
これはひと波乱もありそうです!