歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

世の中はそんなに甘くないぞ!

本日4回目の更新です。

今日は、首都東京に行っていたので

電車移動が多く、人の会話などが耳に入ってきます。

そんな中、中学生か高校生の男子2グループの間に立っていまして

その会話が否が応でも耳に入ってきました。

どちらのグループも、今時の少年達なのですが

面白いくらい、両極端でした。

一つのグループは、耳にピアスをしてトッポイ感じなのですが

如何にも、モテそうな感じのグループ

そしてもう一つのグループは、どう見ても秋葉原にいそうなオタクのグループ

モテそうな感じのグループの話は

同学年の女の子を振って、新しく彼女を作ったとか

香水の話だとか、(そういえば、香水らしき匂いぷんぷんでした。)

世間で言う「チャラ男」集団でした。

オタクグループの話はひたすらゲーム、アニメ、そしてアイドルの話

そして太りすぎて、服が入らないとか・・・・・・・・

こんな若者たちで、この国の将来はどうなるのか?

もっと両極端じゃなくて普通の少年はいないのか?

などとあきれて物が言えない状態でしたが

途中で、どちらにも共通した話題が出ていたのです。

それは、勉強と将来の事

格好や体形は両極端でしたが

どちらのグループも、同様に

勉強なんてするものじゃない!

将来何になるかなんて考えるものじゃない!

と全く同じ様な意見でした。

つまるところ「今が楽しければよい」な訳です。

すごくがっくりしました・・・・・

「世の中はそんなに甘くないぞ!」と

途中で、よっぽど意見してやろうかとも思いましたが

大学時代、帰りの電車の中で友人と政治の話しをしていたら

いきなり、「君たちの考えは甘い!」と中年の人が

私たちの話に割り込んできた事を思い出し。

公共の場で思想やら話すのはタブーだな

学生運動世代の人だと思われるその中年の人に困った思いがよぎり

「あー若い者の話に首を突っ込むのもタブーだな!」と止めました。

大人気ないですから


でも、若い世代が

将来に夢を持てない社会になっている責任は

他でもない、私たち大人にあるのでしょう!

そう言う意味では、こちらの方が反省すべきでしょうね!


私が選挙権がまだ無い頃

政治や経済を見ていて、私たちより上の世代の世代が

バブルに踊り、将来の事が判っているにもかかわらず

何ら手を講じてこなかった時は

「ジェネレーションギャップ」なるものを感じてました。

学校で、いつかは年金が破綻し、少子高齢化社会が来て

世の中が大変になると論理を教えておきながらも

上の世代は、何ら解決策を見出すことなく過ごし

最近になって、諸問題の表面化に際し

問題意識を持ち始めた様ですが・・・・・・・・・



JAlの破綻の話にしても

公的支援の条件だった企業年金問題にしても

なかなかOBの理解が得られないのは、正に「ジェネレーションギャップ」です。

70代の知り合いが、久しぶりの中学の同窓会に行くと

JALのOBなる人がいて、

「お前みんなの税金が使われるんだから、せめてここにいる人たちにだけでも謝れ!」

といわれていたそうですが、その人の反論は

「俺は、現役時代大変だったんだよ!政治家の接待とかは気を使うんだから!」

だったそうです。

ただ、企業年金の減額とは言いますが

公的年金のほかに貰っているものであって

その方の月の収入は、若い世代の現役よりもはるかに裕福だったそうですが・・・・・・



話を電車の中の少年に移しますが

すべての少年たちが

夢を持っていないわけでもないでしょうが

私たちの上の世代の負の遺産を、プラスに転じ

次の世代の負担を少しでも解消すると言うのが

私たち第二次ベビーブームの世代の役割ですね!

今日は少年たちの話を聞き

「よし!いっちょ頑張るか!」と改めて感じた次第です。