本日5回目の更新です。
この話題は、今日UPするか明日UPするか迷ったのですが
本日中にすることにしました。
久々の歴史のお話ですが
若い方に特に読んでいただきたいので
しばしお付き合いください。
本日四回目の更新で
電車の中での少年たちの話を耳にしていた事を書きました。
とどのつまり学問なんてやっても意味無く、今を楽しく生きる
その様な内容の事を、2つの両極端のグループが
同じ様に話していたのを聞き
「勉強はした方がいいぞ」という事を言いたいのです。
学問のすすめですね！
NHKの大河ドラマ「竜馬伝」がやっていますが
その中の佐藤健演ずる「岡田以蔵」に関しての事を書きます。
岡田以蔵は今の高知県、土佐藩の郷士（足軽の様な低い身分）の子として産まれ
武市 瑞山（大河ドラマでは今は武市半平太）の起こした土佐勤王党の一員となります。
幕末の勤王だとかその主張勢力図などは、皆さんご自分で勉強してください。
彼は京都では「人斬り以蔵」と言われるほど、人を斬りまくりました。
彼を従えた、武市 瑞山は坂本竜馬の遠縁にあたる人ですが
京では数々の佐幕派暗殺に関与し、天誅、斬奸と称して刺客を放ち、政敵を暗殺させた人です。
彼の元で、岡田以蔵は、多くの暗殺テロに関わりました。
正に「殺人マシーン」なのですが
晩年は、仲間たちからも疎まれました。
と言うのは、
彼が教養が無く、
“尊王攘夷・倒幕”を旨とする土佐勤王党に属しながら
“開国派・幕臣”の勝海舟らの護衛を行うなどした事から
剣の腕は立つが、確固たる思想・信念を持たぬ者
とされ、逮捕されて仲間を売るのではないかと
逆に牢獄にて仲間に毒を盛られると言う事も有りました。
武市からすれば、「殺人マシーン」としてしか価値が無かったのかもしれません。
こう言う境遇の少年は、発展途上国に今も多くいます。
発展途上国の内戦などでは、多くの少年兵が戦っています。
彼らの多くが、「かっこいい」というだけの理由でゲリラ化し
戦闘員として殺戮を繰り返すのです。
このような環境の国では、少年たちに対する教育など
学校などが整備されておらず
教養無く、殺戮の道へと進むのです。
岡田以蔵のように・・・・・・・・
わが国の現状でも、殺戮までは行かなくても
多くの若者が、振り込め詐欺の手下として働いています。
彼らの多くは、無職ですが
それらを指示しているのは、違った立場の悪人たちです。
その黒幕はなかなか捕まりませんが
末端の若者は、直ぐ捕まってしまいます。
振り込め詐欺グループの犯人たちが教養が無いとは限らないかもしれませんが
教養や学問を何か習得していれば
何かの職につけるかもしれません
（現在の経済状況からそれでも、就職難ですが）
ただ少なくとも、日本は発展途上国と違い
義務教育課程はありますので
学問を受けられない環境ではないはずです。
あの福沢諭吉の「学問のすすめ」は
「人は人の上に人を作らず・・・・・」と始まり
人間は生まれてきた時は平等であると説いてますが
その先に、それでも格差は生まれるのは何故か？
それは学問をしたかしないかの差である。
だから学問をしよう！と言うものなのです。
格言う私も学生時代勉強は好きなほうではありませんでしたが
好きな勉強は、とことんしました。
歴史、政治、経済など社会全般などです。
おかげで、英語や音楽と言った分野は全くダメですが
偏り激しくとも、小学校の時には昔の日本の国の名前（大和、武蔵、長門・・・）
などはすべて言えましたし（実は、戦艦の名前だったりする）
日本の山や川の名前もほとんど言えました。（実は巡洋艦の名前だったりする）
NHKの大河ドラマで岡田以蔵役を
ルーキーや仮面ライダー電王で人気の佐藤健さんが演じるので
少年たちが「人斬り以蔵」に憧れないかと、少々不安ですが
佐藤さんがどれだけ以蔵の晩年の落胆を演じてくれるかも見ものです。
皆さん、好きな勉強を一分野でも良いので
とことんやりましょう！
発展途上国と違いチャンスはあるのだから
そのチャンスを自ら捨てることなく
勉強を頑張りましょう！
自分の為に・・・・・・・・・・
