本日2回目の更新です。
横浜は今年開港150周年と言う事で
横浜のみなとみらい地区や山下公園付近では
Y150というイベントをやっています。
フランスから「ラマシン」といって巨大なクモのロボットオブジェなどを
持ち込み、博覧会をしているのです。
しかしながら、会場には、入場者がとても少ないのです。
一時は、予想来場者の30%弱で、有料ブースは6%と
ほとんど入っていない様子でした。
理由は、入場料金が高いとか、インフルエンザ騒ぎだとかありますが
何にしても、成功とはいえない状況です。
そんな状況下の先日、こんなニュースが飛び込んできました。
よくテレビにも出演している横浜市長の中田さんが任期途中で辞職するそうです。
理由は、財政再建にも目処が立ったし、飽きに政治団体を設立するから
そして、今回の衆議院選挙と同日に市長選挙をすれば、
選挙にかかる費用が安く上がるとの事でした。
何だそりゃ?
地元では大失敗と言われている、Ý150イベントに関してはどうするんですか?
多額の税金を投じて行なったイベントの失敗に関して何もなし?
そして、責任放棄のように横浜をあとにするのでしょうか?
私の尊敬する歴史上の人物の1人
最後の連合艦隊司令長官「小沢治三郎」は、当初からアメリカとの戦争に反対してきました。
戦争が避けられないと決まると、いち早く空母機動部隊を提案し
初期の段階で、ハワイを占領し講和を行なおうとしましたが
結局戦争は彼の予測通り、アメリカ優勢で終わります。
最後の連合艦隊司令長官に就任する際も
「自分は多くの部下を死なせたので、昇進はしない」と中将の位のままで
任務を遂行しました。
彼の最大の任務は、少しでも犠牲を少なく戦争を終わらせる事
終戦時に、同僚の特攻隊を創設した大西中将は自決し
また宇垣中将は、終戦後に何機かの特攻機を引き連れ
11人の部下を率いて特攻していきました、
これに対して、小沢長官は、
「自決するなら1人でやれ1」と激怒したそうです。
そして、自決を叫ぶ部下たちを叱責し、同僚たちにも
「君、死んではいけないよ。君、死んではいけないよ。大西は腹を切った。宇垣は沖縄の海に飛び込んだ。皆がそうやっていたら、一体誰がこの戦争の責任をとるんだ?」と言って回ったそうです。
誰かが責任を取らなければならないのは当たり前!
誰も責任を取らない社会ほどいけないものはありません。
しかし、死を持って責任とすれば、
その下で働いていたものが、スケープゴートとして
責任を取らなければならなくなります。
普段私は、このブログでは政治の事などはご法度にしてますが
歴史研究家として、今回の市長辞任劇はとても残念です。
そして、マスコミにもあきれます。
テレビなどで人気のある人だからかもしれませんが
地元のそういった、マイナスイメージは、ほとんど報道されていません。
これでよいのでしょうか?