歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

児玉源太郎

本日3回目の更新です。

本記事では、私自身への戒めを書きます。

明日から鶴見神社の祭礼の宵宮です。

宵宮とは、祭りで神輿を担ぐ前の日に、神酒所を開き

神輿に御霊(みたま)を入れる日のことです。

一般には、祭りは、土日の2日と思われがちですが、

この宵宮からが、祭りなのです。

我が中町は、準備万端、明日の神酒所開きの準備に入ります。




今回も、日曜日は、担ぎ手は総勢200人ほどの大所帯です。

この人数は、この地域の町会としては、多く年々増えてます。

役員が少なくなる中での人員増員は、負担が大きくなるばかりですが

やるしかない!事前準備は、周到にしています。


そんな中、私の頭によぎっているのは、児玉源太郎です。

日露戦争の際の満州軍総参謀長です。

この方は、対ロシア戦が避けられなくなると、

内務大臣の職から、降格人事を受け入れ参謀職に就いた人です。

当時の日本とロシアの国力の差を良く認識しており

ある程度の勝利を得て、アメリカに仲立ちをしてもらい講和に持ち込む為に

奮闘した方です。

203高地を落とし、旅順港を降伏させ

海軍がバルチック艦隊日本海海戦で破り、

奉天の大会戦で陸軍が勝利したその時、

一路東京に帰国し、「この勢いでモスクワまで攻め込もう!」という意見を封じ込み

ロシアとの講和に持ち込んだ人物です。

彼は、周りの戦勝ムードに流される事なく、当初の目的を見失わずに

力量以上の無理や、甲斐性以上の事をしませんでした。

人にはそれぞれの甲斐性と言うものがあります。

現在の我が中町は、大きくはなってきてますが

それを支える役員数や能力の限界と言うものもあります。

持ち上げられるムードに流され、

力量以上の事をついついしてしまわないように

気をつけなければなりません。

これは、現場指揮を預かる私としての戒めです。

用意周到に作った計画を着実にこなし、

おごることなく、冷静に

勢いに流されずに

器に合った行動に徹していこうと、

改めて、思います。