「大学は何学部?」と訊かれると
私は「山岳部です」と必ず答える事にしている。
実際は、商学部であったが、経済学部や経営学部の授業も出ていた。
履修していなくても、興味があれば、好きであれば聴講していた。
でも、学生時代で一番、自分のためになったのが、山登りである。
性格には、「明大ウォーキング部」というクラブでの活動であったが
夏山は言うに及ばず、冬山、岩沢と多岐にわたる活動内容であった。
ここでの経験の一つに「予防と対処」というものがある。
夏合宿など長期の山行の前に「衛生講習会」というものを行い
高山病や熱射病などの予防や対処を事前に勉強するわけです。
この予防と対処で
予防は、事前の準備段階において、トラブルなどを未然に防ぐ方法
そして、対処は、予防をしても皆無とは言いきれないトラブルに対し、現場での行動である。
実は、これらは、他の事にもすべて置き換えられる。
例えば
事前にユーザーとのトラブルを想定し、トラブル防止方法を作るのが予防
そして、万が一おきてしまったトラブルに対し、その場での行動マニュアルを作っておくのが対処である。
これは、ビジネスでもイベントでもほぼ同じことである。
よく私が言うことであるが
準備が7割、当日の対処が3割の割合である。
準備とは、予防に他ならない
先日の6日の日、会合の余興でゲームを用意し、ある程度うまく行った。
この後、飲んだ席において
「あのゲームは、どれだけ時間を費やして準備したの?」と投げかけられたが
実際は2時間ぐらいで、クイズ問題を作り、暇があると、30分の制限時間に出来るかどうかシュミレーションをしてみての参戦だった。
つまり、準備には労苦を惜しまない。
準備がしっかり出来ていれば、7割の確率で成功できる。
準備は、すべての事象成功に対し大きなウエイトを占めるのである。