歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

誇りと言う言葉

本日3回目の更新です。

10年前くらいでしょうか?

当時私が部長職だった頃

当時の部下に

「部長には文具屋の誇りと言う物が無いんですか?」と問われ

あっさり

「ない!」と即答したことがあります。


それくらい、私は「誇り」と言う言葉が好きではありません。

その理由は大きく二つに分かれますが

第一の理由は、その言葉で固定観念固執が生まれ

幅広い創造性や潜在性を阻害したり

思考回路を停止させる恐れがあるからです。

「なんで文具屋なのに、文具以外の物を置くんですか?恥ずかしくありませんか?」

などと考えるのは、変なプライドで、環境変化に順応できなくなるのです。

例えば文具屋がOLが使うストッキングを扱っても、お客が欲するのであれば

何らおかしい事ではありません。

文具屋である前に、商売人であれと思います。


第二の理由は

訓示などで「誇り」などときれいごとを叫ぶ人に限って

平気で汚い事、卑劣な事が出来るものです。

そういう時は「誇り」と言う言葉に都合よく蓋をできるもので

使い分けをする為の言葉になっていることが多いような・・・・・・

特に文具業界ではこの傾向が横行しており

誇りと言う言葉より

「恥」と言う言葉を知るべきと私などは思っています。



単に変なプライドで自由意思の欠如や表裏の使い分けの為に使う「誇り」という言葉より

私は「甲斐性」という言葉の方が

はるかに良い響きを奏でていると思ってます。

自分の甲斐性に応じて、物事を行う。

そして、言ったからには有言実行

甲斐性の無い事はしない。



どの業界もそうでしょうが

真に実力のない者ほど、美や誇りを重んじるものです。

真に実力があれば、人に頭を下げる事も

その大義においてはできるものです。