引き続き
大学時代の心に残るチャレンジの旅を書いてます。
歩き始めて5日目、豊橋の円忠寺での朝
お墓詣りの檀家さんたちの予想もしない果物の差し入れに感激した私は
一路、鉄砲の戦いで有名な「長篠」へ向かいます。
出発の時、住職さん御夫婦と一番上のお姉さんが見送ってくれました。
お姉さんが
「ちょっと このリック背負わせて！」と持ち上げようとしましたが
女性の腕では持ち上がりませんでした。
「こんな重い荷物背負って歩いてるの？」と驚愕の目で言われましたが
既に４日間歩きだけで旅してましたから
実は、もう、１５０キロ以上歩いてますので
アスファルト道続きですから足はガクガク！
初日の火傷の跡は、相変わらず膨れて水泡になってまして
水泡が破れるたびに皮がこすれて、治療はできません！
ここまで歩いてきたのが、自分でも不思議なくらい
そして、奥さんから思わぬお土産をいただきました。
「お昼に食べてね！」
と頂いたのは、笹の葉でくるんだ おにぎりの弁当でした。
この時は、有り難い気持ちと
ラッキー昼飯が手に入った位にしか思いませんでしたが
このお弁当が、生涯忘れないお弁当だとは思いもしていませんでした。
つづく
