本日7回目の更新です。
前の記事で室町時代初期までの具足の移り変わりを書きましたが
室町時代には、応仁の乱など全国規模の総動員体制の戦いが繰り広げられます。
また、応仁の乱などは、京都の町での市街戦です。
それまでの弓を中心とした騎馬武者の戦いから槍などで突く戦いに変わりつつありました。
そして、総動員体制となると、それまでの一騎がけの専門武士から
地域領民を臨時に徴用した足軽集団が活躍し始めます。
足軽とは字のごとく、軽武装で足早に動ける集団です。
武装としては、大量生産が可能な桶状の桶川胴が多くなりました。
そして、徐々に槍などの集団戦法に移行し始めます。
そして、この時期に上級武士、下級武士の区別が出てきますが
下克上の世界で下級武士が、上級武士に取って代わる時代になります。
こうなると、上級武士の武装も、それまでの両肩の大袖を
やめて、重い武装から、
より動きやすく、体にフィットした当世具足(とうせぐそく)へと変化します。
つづく