本日2回目の更新です。
昨日、NHKのBS放送で
バンクーバーオリンピックのバイアスロン競技を見ました。
スキーで野を駆け回り、銃で獲物を撃つ冬の狩猟がスポーツに発展した競技で
これを見た時には、
「フィンランドが一番強いんだろうな!」と思いましたが
どうも、そうでもない様子
どうしても、この競技を見ていると
1939年からのソ連との冬戦争を思い出す。
ソ連がフィンランドに大軍で侵攻してきて、
雪の中で圧倒的な物量のソ連軍を食い止めた戦いだった。
この戦いの最中、シモ・ヘイヘ少尉は、
ゴルゴ13も真っ青の505人ものソ連兵を狙撃している。
雪の中での狙撃だから
正に、バイアスロン状態だ。
ヘイヘは元々鴨猟の猟師だったらしく
狙撃したソ連兵の頭部のみを打ち抜いているから怖いものだ!
「コッラーの奇跡」と呼ばれる戦場では、
ヘイヘを含む、わずか32名のフィンランド兵で4000名のソ連軍を撃退したと言うのだから
超人的な人だったのだろう!
ヘイヘ自身も頭部を撃たれ、頭部を半分近く失う重傷を負ったが
生き延び96歳の天寿をまっとうしたのだから正に超人だ!
しかし、本当の雪の中の戦いでなく
冬の平和の祭典、「冬季オリンピック」に出ていて
金メダルを取ったほうが、彼にとっては良かったのかもしれない。
オリンピックの見方として、こんな事を考えるのは
私ぐらいかな?