歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

明日は棚卸

本日10回目の更新です。

本日無事に決算日を終えました。

明日は棚卸で会社は、対外的には休業です。

棚卸(たなおろし)と言われても判らない人もいるでしょう。

ちょっと説明すると



一年間の総決算として

商品棚や倉庫の棚に乗っている商品(文房具)などをすべて下に降ろして

商品や棚にかぶった一年間のほこりをはたくのです。

だから皆、汚れてもいい格好で

はたきを振り回す行事なのです。

晦日に、大掃除するのと一緒です。



と言うのは、真っ赤なウソです。



本当は、現時点の在庫商品をすべて数え、資産としての金額を割り出す作業なのです。

ちょっと判りづらいなら

例として

ドラえもんジャイアンがやたら暴力を振るうので

ジャイアンに殴られるたびに100円が出てくる未来の道具を出してくれました。

その100円とはジャイアンの資産から自動的に出てくるのです。

最初は、皆を殴るたびに、ジャイアンの貯金などが減っていくのですが

彼の資産は、現金だけではないはず!

そのうち現金が底を尽きると、彼の漫画本や服も消えていくのです。

つまり、棚卸とは

ジャイアンの家に行って現金以外のジャイアンの資産が

どれだけあるかを調べる作業なのです。


お店や企業の場合、これを把握しなければ、一年間でどれだけ儲けがあったか?

それが判らないからです。


この作業は、簡単な作業ではありません。

文房具は細かい物が多いし、

同じ鉛筆でもメーカーにより原価が違いますし

それ故、1万行を越す商品をすべて、商品名、数量、単価を一日で書かなければならない作業です。

ジャイアンの本や服などの資産の数を数えるのとは、数量が絶対的に違い膨大なのです。

またこれが終わっても、この一行ずつの原価を割り出し、数量をかけて

在庫の金額をすべて集計するのです。


だから、明日は、対外的には休業なのです。