歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

具足の移り変わり1 鎌倉編

本日5回目の更新です。

皆さんは日本の鎧兜を知っていらっしゃいますか?

先ほど一つ前の記事にも書きましたが

子どもの頃から、自由研究などで好きな事を調べるのが好きだった私

そんな、中学の頃にふと思った疑問が

大河ドラマとかで、時代が違うと甲冑など衣装が微妙に違うことでした。

そんな事から、調べ始めましたが、当時歴史の特集の雑誌など無かったので

近所の大きな図書館で調べた記憶があります。

まず、平安、鎌倉時代の甲冑ですが

よく絵巻などにも出てきますが



馬に乗り、弓矢を射掛ける武士の姿を見ます。

この当時の戦いは、一騎がけが基本で弓矢の戦闘です。

そんなこの時代の甲冑は、「大鎧(おおよろい)」といいます。



大和時代までの甲冑の殆どが鉄製の物でしたが

馬に乗ったり、矢を射掛けるのに動きやすく何枚かの鉄を紐でつなげて

動きやすくしたもので、基本は弓矢の戦闘に対応しています。

左右の腕の大袖は、敵の弓矢を防御するのに使います。

そして、胴周りの下に、前後左右に4枚の草摺り(くさずり)をつけてももを防御しています。

鎧の旨の左右は、対称ではなく右がせんだんの板、左がきゅうびのいたと言い

馬上で左手で弓を持ち、右手で矢を引く為

心臓部に近い部分は板状で防御し、右腕の方は可動しやすくなっているのです。

そして、兜も吹き返しといって顔の左右横が大きく反った板で出来ており

敵の矢をうまく跳ね返せるように出来ているのです。

まさに、鎌倉武士の一騎がけの弓矢の戦闘用の鎧兜なのです。


つづく