おはようございます。
昨日は、横浜市の就業サポート研修の講師をしてきました。
昨今の不景気で、派遣切り等で失業者が増えている為
横浜市の緊急雇用対策として昨年12月に臨時の職員、アルバイトを500名募集したそうです。
でも実際は、応募者は、55人だったそうです。
このうち今後正規職員として雇用を希望する方を対象とした研修の講師でした。
場所は、↑ここ石川町の中央職業訓練校でした。
受講生は、12名でちょっと少なめでしたが、経済局を通して、横浜市商店街連合会への依頼との事でした。
商店街、技能職、介護の各団体の方がお話をし様々な仕事について理解し、魅力を知るのが目的だそうで
私は、商店街の現状、ホップステップジャンプの段階を経て、お金でなく知恵での商店街活性化をプレゼンしてきました。
私の話が、彼らに有意義だったかはともかくとして
緊急雇用での募集に定員の一割程度しか集まらなかった事実に注目します。
なぜ、緊急雇用に応募が少なかったか、理由はいくつかあるかと思われます。
�@3月末での契約打ち切りが多く、12月の時点では募集時期が早すぎた。
これに関して言えば、年度の予算と言わず、来年度も継続してくれないと
これからが、緊急雇用の必要な時期なのかもしれません。
�A雇用保険がもらえる期間だったから
雇用保険に入っていた労働者は、受給資格のある時期で、仕事をしなくても
ある程度の収入は、見込めるのではないでしょうか?
だとしたら、雇用保険が切れる時期に大量の就職希望者が出るのではないでしょうか。
�B単に役所の告知が不十分だった事
あまり悪口は言いたくないですが、派遣切りを受けた労働者が横浜市でこんな事しているとは
思っても見ないのかもしれません。
�C労働者から倦厭された。
横浜市の臨時職員という職を嫌がったと言う事もありえます。
こんな状況下でこの講義を受けに来られた方は、ある意味「やる気のある方」なのかもしれません。
国ももう少し、労働者の心理を考えた施策をとるべきでしょう。
以前、12月18日のブログでも紹介しましたが
天保の飢饉の頃、無宿人に職を就けさせた「鬼平犯火帖の長谷川平蔵」の話を見てください。
如何に情を持って雇用対策に努めるかが課題でしょう。
本日は、この雇用問題について更新していきたいと思います。