歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

ジャガイモの領収書

昨日に引き続き、内田洋行時代の事を書きます。

営業成績は良いがハチャメチャな営業をしていた私!

昨日書いた、湾岸署たる本社ビルに行くのは

集金したお金を入金する時、経費の精算をする時ぐらいです。



本社には各フロアに一人は、自分のシンパを作ってまして

社内営業も万全の体制を整えてましたが

色々と迷惑もかけてました。


ある時、48時間でオフィスの床壁天井と什器の入れ替えを受注して、寝ずの突貫作業をしました。

作業員や職人さんたちからは、人気があり

普通彼らは、我々営業のことを「営業さん」と呼ぶのですが

私の事は「八木さん」「八木ちゃん」でして

48時間ぶっ続けの作業ともなると、「八木さんに行くぜ!」とばかりに

他の現場が終わった作業員まで応援に駆けつけてくれます。

部隊を4隊に分け、交代で作業を行ったんですが

問題が、食事の問題です。

交代で食事をするにしても、夜中じゃ弁当も買えない

80人近い人数の食事の確保をしなきゃならないので

一計を考えました。

大学の山登りの後輩達に、お客さんのビルの屋上に

テントを張らせて、ここでカレーライスなどの炊き出しです。

実際は、次から次へと増える応援の作業員や

他の業者(電気屋さんやら)や立会いのお客さんなど

100人以上の食料供給に活躍しました。

作業は、予定通り終わりましたが、この経費の精算の際

本社経理部の清算の列の中、

突然、経理課長が怒鳴ります。

「千葉営業所の八木いるか!」

満座の注目の中、私は出て行きます。

「ちょっと、この領収書の明細読んでみろ!」と

私は、「ジャガイモ、にんじん、カレールー・・・」

と読み上げます。

課長「いったい これは何だ!」

私「読んだとおりカレーの食材です。」

課長「私は、10年以上経理をしてるがこんな領収書ははじめてだぞ!」
とお怒りの様子。

現場の状況を説明しても、なかなか受け入れてもらえなかったんですが

100人分の弁当代よりはるかに安上がりだ!という事を説明したら

何とか納得してもらった模様!




でも、

会社の経理もしている今からすると

あの領収書の勘定科目は

一体何で処理したんだろう?

交際接待費?それとも福利厚生費?


もし今、私が社員から同様の領収書を受け取ったら

間違えなく困惑してるだろうな・・・・・


今考えると

本当にすまない事をした。と反省してます。