本日は、紙のお話をさせていただきます。
当社で扱う紙は数知れず
洋紙や和紙など様々ですが
本日の主役は、「奉書紙」(ほうしょがみ、ほうしょし)などと呼ばれるもの
この白い厚手の和紙なのですが
ネットで調べると
中世に始まり,とくに近世になって最高級の公文書用紙として盛んに漉(す)かれた楮紙(こうぞがみ)。公文書の形式に,将軍など上位の者の命令を,直接その名前を出さずに,下位の者が仰せを奉って書く〈奉書〉という間接的な方法があった。その奉書を記した上等な楮紙をも,しだいに奉書と呼ぶようになった。
とあります。
つまり、公文書などで使われた厚手の手すき和紙です。
神事などに使用されますが、この奉書紙に異変が・・・・・
この紙の包みを見ますと
伝統手法による職人さんが一枚一枚手すきで作っていたのですが
その職人さんがいなくなってしまい、今後手すきの商品供給は出来ないとの事でした。
もともと需要も少なくはなっていますが、
伝統の技が継承されなくなってくるという一例ですね!
当社でも、現在在庫中の物で販売は終了させていただき
その後は、機械すきの商品となる予定です。
伝統の技に触れたい方は、お早めにお求めください。