歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

オマハビーチ

本日2回目の更新です。

今日は引き続き歴史の事に関してです。

長くなるかもしれませんが、

特に業界の方々には聞いて欲しいことです。

6月6日はオーバーロード作戦の日でした。

オーバーロードなどと言われてもピンとこないかもしれませんが

1944年の「史上最大の作戦

連合軍によるヨーロッパ反抗作戦であるノルマンディー上陸と言えばわかるでしょうか?

6月6日連合軍の空挺部隊がフランスのノルマンディー地方にパラシュート降下し

沿岸の各海岸に上陸部隊が殺到しました。



その最大の激戦地が、アメリカ第一師団(ビックレッドワン)の担当したオマハビーチでした。

映画「プライベートライアン」のオープニングにも出てくる激戦地です。

上陸先遣隊は上陸用舟艇のタラップが開き、上陸しようとすると

すぐさまドイツ軍の攻撃にあい、士官、下士官はほぼ全滅でした。

その後、混乱するビーチに第一波上陸部隊が到着しますが

激しいドイツ軍の砲火により犠牲ばかり出て、海岸は修羅場と化します。

上陸部隊を支援するはずの戦車は、荒い波の為すべて沈んでしまいました。

それでも、数千人の兵士が上陸しましたが

進むも出来ず、引くも出来ず、海岸に釘付けとなりました。

そこで、現場の指揮官第16歩兵連隊長ジョージA.テイラー大佐は兵士たちにこう言います。

「この海岸には2種類の人間しかいない!

死んだものとこれから死ぬものだ!

死にたくなければこの修羅場から脱出するしかない!」



そして海岸の兵士たちは前進し、ドイツ軍の陣地を抜いて

内陸部に進出していくのです。


この有様は、現在の文具業界にも言えますね!

リーマン以降不況は、文具業界にまだまだ好転の兆しを見せませんし

最近は、後継者不足なども理由となり廃業する会社やらが続出してます。

そんな中、テーラー大佐の言葉を借りるならば

「この業界には2種類の会社しかいない!

死んだ会社とこれから死ぬ会社だ!

死にたくなければこの修羅場から脱出するしかない!」

そうです。前進するしかないのです。

辞して死を待つのではなく、生きるために何かしなければならない!

発展しなければ!!

連合軍はノルマンディーから内陸へ進み、しまいはドイツベルリンに攻め込み

第二次世界大戦は収束していきました。

我々文具業界には終焉は無いかもしれませんが

進まなければ、海岸に屍をさらすだけです。

がんばりましょう!