歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

小学校の先生

本日は、15日と多忙であろうと思いますので

更新は、一回きりですが

その分、長文にさせてもらいます。

「大人の勝手」と言うタイトルにも使用かと思ったのですが

あまりにもどぎついので止めます。

私の小学校時代の担任の先生は、6年間でのべ10人でした。

1年から6年まで私はずっと2組でした。

他の学年は、3クラスから5クラスありましたが

私の学年は、わずか2クラスしかなく

ずっと2組でした。

ちなみに、ずっと1組だった人は6年間通して

担任は2人です。

すごい偏りでしょ!

小学校1年の際の担任の先生は、とてもよい人でした。

女性ながら元気がよく、「モンチッチ」に似た先生で

今でも、道で会うと挨拶を交わします。

「めーめー君大きくなったね!」と未だにあだ名で呼ばれますが

大変かわいがってもらいましたし

色々と人生について教わる事が大でした。


それが、2年生になってからです。

次の先生も女性でしたが

この先生は、いつも子供に対し嫌そうな顔をしていたのが

印象的でした。

一言で言えば「ヒステリック」

いつも怒っている訳でもなく

子供ながらに、大人が子供に対し

急に不満や嫌悪を抱いてくるのが判りました。

そして、毎回の様に「研修に行く」というお休みがありましたし

一番驚いたのは

「先生はストライキだから今日は来ません!」といったアナウンスがありました。

子供ながらに、先生がストライキするんだから

子供もストライキしていいよな!とも思いましたが

さすがにそれは認められませんでした。

小学校2年生にて、「大人って勝手だな!」と思った事を覚えてます。


そして、問題の3、4年生

ここは、大変めまぐるしく担任の先生が移り変わりました。

3年が始まって1ヶ月半程して、先生が盲腸で入院する事となり

突然、学校に来なくなりました。

それ故、この時の印象がほとんどありません。

しばらくは、副校長先生や他の学年の先生が来てましたが

ほとんど実習状態!

そこに、臨時の先生が来てくれました。

女性の若い先生でとても優しく、いつも帰りに本を読んでくれました。

モグラが3千集まって」という本でした。

いつもうるさい教室でしたが、

この本を読み始めると、皆静かに黙って聞き入ります。

内容は、モグラが2つに分かれて戦争をする話なのですが

戦死者の家族が最後に泣いて、戦争は良くないと3千のモグラは悟るというお話しだったと思います。

結構、皆涙を浮かべながら聞いた話でした。

でも、この本を読み終える暇も無く、一ヶ月も無くその先生は解任されました。

以前の担任が退院し復帰が決まったからでした。

最後の日、帰りの時間、最後まで読んで欲しいとの私たちの願いにより

放課後長い時間我々は残っていました。

廊下を見ると、他のクラスの子供たちも

その話を、毎回廊下で聞いていたのか

多くの子供たちであふれかえっていたのを覚えてます。


そして、次の日から悪夢の時間が訪れます。

帰ってきた担任は、女性ですがいつも大暴走!

ヒステリックというより、ヤクザじみてました。

今であれば大問題になってますが

とび蹴り、回し蹴り、はもちろん!すぐ叩きます。

それも、無実の罪でも関係なく、回し蹴りでした。

例えば、給食にスイカが出まして

その種が落ちていた班は、回し蹴りの後、校庭10周しなさい!

とかです。

そんな事言ったって、無理でしょう。

ワザと種を飛ばさなくたって、皆一つ二つは落ちますよ!

ほとんどすべての生徒が、回し蹴りの後10周校庭を走らされました。

そして帰ってくるなり、

「ごめんね!○班と○班と○班は違っていたのね!」

「掃除してそこに集めただけだったの!間違えてごめんね!」

と悪魔の様な先生でした。

こんな事もありました。

朝一番から不機嫌な様子で教室に入ってきて

「今日は突然だけど、テストやるよ!」

と言うので

皆一斉に

「えー?」と思わず言うと

「今、えー?って不満の声を漏らした奴は、正直に手を挙げろ!」

と、正直に手を挙げると、ずらっと並べて

順に回し蹴りが飛びました。

怖くて、手を挙げられなかった女子などは、その後可愛そうに自責の念に駆られてました。

この先生の表情は、いつも、鼻の横の筋肉を持ち上げ

ヤクザが因縁つける様な表情でした。

さすがにこれには、小学生でも嫌気がさしてましたが

授業参観の時だけ、作ったような笑顔をしてるのには

皆小学生ながらあきれて物が言えない・・・・・そんな先生でした。

しかし3年の秋口に、今度は妊娠をしたとかで

産休が始まりました。

そして、1年間おばあちゃん先生が来ました。

この先生には大変感謝してます。

ほとんど勉強らしい事をしていなかった担任に代わり

勉強を教えてくれたのですから

そして、この先生も本来の鬼担任が復帰するので学校を去っていきました。

でも、復帰後まもなく

まだ、復帰は無理だと言う事になり

また、おばあちゃん先生が来ました。

その後しばらくして、また鬼担任復帰と

3,4年生では、誰が担任なんだかわからない状態でした。

この間、小学校で重要な掛け算、割り算の時期ですが

これだけめまぐるしく担任が変わり、その度に

引継ぎが出来てなく「教科書どこまでやったの?」と先生たちから聞かれる訳ですから

私たちの学年は、6年でも掛け算九九が出来ない友達もいました。

でも、モグラが3千集まってなど聞いていた私たちですから

クラスの結束は固く、わからない人を教える文化がありました。


そんな2組は、ほとんどスライドして5,6年に移ります。

今度の先生は、5,6年と男の先生でしたが

優しいのですが、ちょっと頼りない所もありました。

でも、真に生徒の事を思ってくれているのは良くわかりました。

既に、私たちのクラスは「問題のクラス」となっており

他の教師たちから露骨に嫌われてました。

担任がよく、他の学年の先生からいじめにあって泣いていたものです。

私は、4年、5年とクラス委員をさせられており

6年の時に、生徒会の会長に推薦されました。

自分では、めんどくさいのでやりたくなかったのですが

担任の懇願と同学年の総意で、生徒会会長選挙に出る事となったのです。

なぜ、総意かと言えば

当時の6年生は2クラス、

それに対し5年生は、倍の4クラス

そして、6年生の候補者は私、

対する5年生から候補者が出ており

学校始まって以来、5年生が生徒会会長になるという事態がおきそうだったからでした。

投票権は、4年生〜6年生までの生徒でして

4年生の票を半分以上とっても負けでして

6年生絶対不利の選挙に挑む事になったのでした。

選挙活動なんてガラじゃなく、はっきり言って面倒でしたが

同級生の期待を一心に集めてたので頑張らざるを得ない状態でした。

結果、私が生徒会長になったのですが

生徒会の先生が5年の教務主任の先生で

事あるごとに「おまえの学年はバカだからな!」と言われてたのが今でも記憶に残ってます。

子供心に

「教師がそんな事言うのか?」「言っていいのか?」と思いましたが

大人の醜い争いには極力巻き込まれないようにしてました。

まあ争いといっても、我が学年の先生が一方的にいじめられていた様で

よく生徒の前で

「君たちの事を他の学年の先生からバカだと言われた」と

泣いてました。

私はオール5でしたが(音楽を除いて)

同級生の結束に誇りを持ってましたし

みな、辛い3,4年を乗り切った仲間でしたから

本当によい仲間たちだったと今でも思ってますが

他の学年の教務主任から言われた

「おまえの学年はバカだからな!」には頭にきてました。

正直

何言ってやがる

お前たち大人の勝手で、翻弄されてきたツケを

子供に回すな!

九九が出来ないのは、当たり前だろ!

大人の体面やら事情でこうなったんだ!

と、いつも心の中で思いつつ

子供心に、こういう大人には絶対にならないようにしよう!

と思いました。



一番嫌な思い出は、

3、4年の時の鬼担任が学校を去る時に

全校集会の席で、壇上に立ち思ってもいない感謝の気持ちを述べさせられた事でした。

さすがに鬼の非道が問題になり、我々が5年になると

1年生の特殊学級に廻され、暴力やらが出来ないようになり

困った挙句、学期の半ばに退任という事になったのですが

大人の体の良い左遷劇の結末を、最後に苦しめられた子供に押し付けるのにはあきれました。

もちろん最初は断りましたが、他の先生たちに

何か良い事言え!と言われても

全く良い思い出が見つからず苦労した挙句

大人に無理やり、原稿を作ってもらい

「本当はこんな事、露っぽっちも思っていないのに・・・・」

と思いつつ、読まされました。

全校生徒の前で、壇上に立ち

思ってもいない事をしゃべる事ほど、苦痛な事はありません。

終わったあと

同級生に 「言わされてるの見え見えだったよ!大変だったな!」と同情してもらえたのが

唯一の救いでしたが・・・・・・・


今考えると、これこそ

反面教師なのかもしれませんが

その当時の教師の年齢は今の私よりも

年下ですので

まあしょうがないとも思えます。

また、私が未だに良い意味で大人になり切ってなってないから感じる事かもしれません。
(永遠の少年の心でいたい・・・・・・・)



ただ最近、地域の大人たちの中に

自分たちの体面やらを優先し

真に子供のことを考えない

そんな事が起きないか憂慮してます。

大人気ないですよ!

止めましょうよ!

ちょっと気になることがあったので

あえて、昔の話を書きました。


大人の事情より

子供の事、本当に考えて挙げましょうよ!