本日3回目の更新です。
ちょっと長くなるようですが、お付き合いください。
昨日、決算の残務処理で遅くに帰宅すると、何やら這いつくばるものがいます。
一瞬「ひる」だと思いました。
あの、山で草むらの影に潜み、動物の血を吸う奴です。
でも、良く見ると、角らしい触覚が2本出ています。
「ナメクジ」でした。
それも妙に細長い「ナメクジ」です。
ナメクジは、人工のタイルの上を一生懸命はって進んでました。
すると、その後ろから今度は、「団子虫」がついてきます。
団子虫は、前に進む なめくじ を警戒したのか?それとも遠慮したのか?
一瞬止まりましたが、挨拶が済んだのか、よぼよぼと進む団子虫をササッと追い越していきました。
それが、この画像↑です。(丸っこいのが追い越した団子虫、細長いのが追い越されたナメクジです。)
それでも、ナメクジは一生懸命はって進む様を、私はずっと見入ってました。
虫たちも、生きる為に懸命なんだな!と自分自身ももっと頑張らなきゃ!と思いました。
さて、先日横浜商科大学に講義をしに行った時の事です。
大学まで花屋の大平君の車で来たのですが、
大学構内を歩いていると、後ろを歩く大平君が
「大学生はいいですね。」と連呼してました。
何故?と聞くと
「なんでも、がんばれば、これからなれちゃうんですから。夢があります。」との事
おいおい!大学生じゃなくても、人間いくつでも誰でも可能性はあるぞ!
問題は、心の持ち様と、行動力じゃないか・・・・・・・・
また、先日耳にした歌で「こんな時代だから〜♪」と誰かが歌ってました。
こんな時代って、今の時代に感謝してるのかと思いきや
自分たちが生まれた時代を嘆いている曲でした。
おいおい!歴史上、こんなに平和で豊かな時は無いんじゃないの?
もっと歴史を勉強しなよ!と思いました。
不況でも、戦争で生きるか死ぬかと言った事でもないよ!
人間は、必ず基準と言うものを自分の中に作ります。
その基準を「儲かっているバブルな時代」だとか「皆が豊かになれる高度経済成長時代」に見据えるから
自分の今の状況を卑下するのです。
隣の芝をうらやむのです。
私の最も尊敬する徳川家康の遺訓を紹介します。
人の一生は重荷を負って遠き道を行くが如し 急ぐべからず
不自由を常と思えば 不足なし 心に望み起こらば 困窮したるときを思い
出すべし 堪忍は無事長久の基 怒りは敵と思え 勝つことばかり知りて
負くるることを知らざれば 害その身に至たる 己を責めて人を責めるな
及ばざるは過たるより 勝れり 。
「人の一生は重荷を負って遠き道を行くが如し 急ぐべからず 」
すたすた追い越す団子虫を気にせず、一歩一歩前進しましょう!
追い越されようがナメクジだって生きる為に懸命です。
何も考えない!何もしない!現実から逃避する行為は、
上のナメクジに負けています。
悔しくありませんか?
そして、自分を卑下していては、歴史上のもっと苦労した先駆者たちに笑われます。
あの世に行った時、彼らが待ち受けてて
「あんた達は、考えが甘いよ!」と言われそうですよ!
「不自由を常と思えば 不足なし 心に望み起こらば 困窮したるときを思い出すべし」
歴史上、もっと生きる苦労をしてきた人たちからしたら
今の就職難や失業問題、恋愛問題、収入減、勉強いやだ いじめ問題といった事など比べようも無し!
基準を歴史上の苦難の方々(飢饉で食べ物が無い一般農民とか)に置き換えましょう!
勉強したくても出来なかった時代に置き換えましょう!
戦争でいつ死ぬか判らなかった時代に置き換えましょう!
生きる道は、開けてくるはずです。
豊かな生活に、慣れっこの私たち現代人は、プライドもあるでしょうが
私は、そんな事お構いなしです。
中学高校時代、金が無けりゃ道で空き瓶を拾い集め、酒屋に行って換金もしましたし
山では、一週間以上も同じ服を着てましたよ!(下界に下りてくると一般人はさぞくさかったかもしれません)
駅で寝ることもいとわず、テント生活でナメクジと生活してました。
アルバイトは掛け持ちで、24時間を有効に使いました。
今だって生きる道は、必ずあるはずです。
畑に行って農家を手伝うとか、空き缶拾って持ち込むとか、
えり好みをせず、プライドを捨てれば、何とか生きていけるのです。
そういう平和な時代なのですから
後は、頭と体をフル活用しこの不況を乗り切りましょう!
人間心の持ちようで、結構苦難を乗り切れますよ!
私も、精一杯、頑張りますから!!!
自分が今しなくちゃいけない事!を
自分しか出来ない事!を
ナメクジに笑われないように・・・・・・・・・・・・