本日4回目の更新です。
大人とは何でしょうか?
現代では20歳を過ぎたら大人の仲間入りなどと言いますが、
かつては、大人は成人の意味ではなかったはずです。
大人衆(おとなしゅう)等と言いまして
徳川家康の家臣団の事を書いた「三河物語」や「家忠日記」などに、この言葉が出てきます。
大人とは、主君とは別に家臣団などを束ねるリーダー的な存在です。
江戸期では、家老衆などと言われますが、・・・・・・・・
また、祭りの際にも、その地域をまとめ上げて祭りを行う人々を大人衆と言います。
つまり、「大人(おとな)」とは社会や組織を導き指導していく人達の事なのです。
成人になれば、大人なんだ!歳を経れば大人なんだ!では無いのです。
かつての大人衆の中には、10代の者も存在していました。
つまり、そういった人格を育て上げ、他の人たちを指導できる能力を持つのが大人です。
最近、成人の中に大人が少ない様に感じます。
いい歳をした人たちによる犯罪や事件が絶えません。
大人とは、子どもを含めた社会の指導的立場にいなければならないはず。
相変わらず、子どもたちの前で堂々と信号無視する方々がいます。
それを見た子どもが、「あの人!赤なのに渡っているよ!」と母親に言ってます。
いくら急いでいるからといって、自分の事しか頭に入っていないのでは大人ではないですよ!
今までの仕来たりや面目にこだわり、環境に順応できない人も大人とは言えないのでは?
子どもたち(特に小さい子)は正直です。
その子たちから「ああいう人になりたい!」と思われる人こそ、大人じゃないでしょうか!
私は自分自身が大人だとは決して思いませんが、大人になろうとしている事は事実!
歳を重ねるだけが大人ではないのです。皆で大人になりましょうよ!
1人でも多くの大人が育つ事を期待します。