歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

傘袋から歴史観

本日3回目の更新です。

題名を見て

「傘の歴史か?」などと思った方もいらっしゃるかもしれませんが

全く違った話です。

本日雨が降ってましたよね!

当社の支店の西口ミナール店に行った時の話です。



最近、この店ではお客様が入店される際に

傘袋をご利用していただいてます。

それも、良くある使い捨てのビニール袋ではなく

しっかりした、厚手の生地の物です。

環境に配慮して、使い捨てはしません!

当社の様な、紙製品などを扱う店では、傘の雨だれは

商品をダメにする可能性がありますから

お客様にご協力いただいているのですが

私も今日この傘入れを利用して

ふと思ったのが



日本刀の鞘みたい・・・・てっ事でした(笑)


鞘と言わなくても、日本刀のカバーってのもあります。

現在公開されている映画「桜田門外の変」でも描かれているかもしれませんが
(まだ見ていないので定かな事はわかりませんが)

桜田門外の変の際に、大老井伊直弼の行列を襲った水戸藩士(正式には脱藩者)たちが

暗殺に成功した理由の一つに

当日雪が降りしきっていたので、

警護の井伊家の侍たちは、刀が濡れ無い様に

油紙のコーティングカバーを刀の上にしていたので

襲撃者達より抜刀するのが遅くなったという事でした。

壮絶な切り合いの末、多数の死傷者を双方だしながらも

井伊直弼は籠から出されて、首を取られます。

ちなみに、首を取ったのは水戸藩の人間でなく、

唯一参加した薩摩藩の浪士です。


彼らの事を、明治維新の直後は

桜田烈士」などともてはやされましたが

戦後は、単なるテロ行為と卑下されました。


私はあえて、どちらとも言いませんが、これこそ

歴史とはその時代時代に生きた人たちの立場や価値観により

全く違って評価される良い例だと思います。


歴史上の評価など、その時代の歴史家の価値観によりいくらでも変化するもの

絶対と言う物はありません。

しかし、人間の歴史は繰り返すのも事実!

もしかしたら、人間は、よっぽど愚かな生き間のなのかもしえませんが

歴史的事実を勉強する事によりもっと利口になれませんかね!



などと、傘袋を見ながら変な歴史観を頭の中で膨らませた私でした。(笑)