本日7回目の更新です。
本日一回目に紹介した、クリエイター用のオフィスビルの直ぐそこに
船の科学館があります。
そこで、見かけたのが
初代南極観測船「そうや」です。
このアラートオレンジの塗装は現在の「新しらせ」まで受け継がれていますが
そもそもの始まりはこの「そうや」からです。
この「そうや」を見て、一緒に言った業界の人間が
「あれ?海上保安庁?」と不思議がっていましたが
初代南極観測船のそうやは元々は海軍の特設運送艦で
戦後改造されて、南極観測船となりました。
改造したのは戦艦大和の設計にも携わった牧野技師で
改造場所は、我が街鶴見の日本鋼管浅野ドックでした。
この当時は、南極観測船の運用は海上保安庁が行なっていましたが
二代目の「ふじ」からは海上自衛隊が運用しています。
そして、三代目の「しらせ」までは、南極観測船はすべて鶴見で建造されていました。
三代目のしらせを作っている時は、私は小学生!
小学校の窓から、大きなしらせのブリッジが見えていた事をはっきり覚えています。
残念ながら、先頃就役したばかりの四代目の「新しらせ」は
京都の舞鶴で建造され、鶴見産ではありませんが
このアラートオレンジの船体を見ると、子どもの頃を思い出します。