本日2回目の更新です。
今日は1日ですので毎月2回恒例の当社屋上のマルハチ稲荷に参拝してきました。
屋上からの鶴見の街の眺めは
晴れ渡っている空のせいか、遠くまで見えましたよ!
海側に最近出来た風車も勢いよく回ってました。
もうすぐそこに夏が来ています。
そんな中、なぜかタイトルは「秋の歌」です。
どうしてかは、最後まで呼んでいただけるとわかります。
ついこの前、大相撲のテレビに映る席に暴力団関係者が座っていた
なんて事ありましたよね!
単にテレビに映りたかったとか、相撲を間近で見たかったとかではなく
刑務所内の方々に自分たちをアピールしたかったという理由でした。
公共の放送が、他の事に使われる例でしょうが
かつて、公共放送を他の目的に使った史上最大の事案が
1944年の今日、6月1日9時のイギリスラジオのBBC放送でした。
夏の時期にあえてヴェルレーヌの「秋の歌」第一節の前半分を放送したのです。
6月1日、午後9時のBBC放送ニュースの中のコーナー「個人的なおたより」で放送された「秋の歌」の第一節「秋の日の ヴィオロンの ためいきの」は
連合軍によるヨーロッパ大陸への反抗作戦である「ノルマンディー上陸」が近い事を
フランス国内のレジスタンスに呼びかけて後方混乱を図る暗号だったのです。
この後、6月5日、ドイツ時間午後9時15分、
暗号の後半部分「身にしみて ひたぶるに うら悲し」が放送されました。
これは「放送された日の夜半から48時間以内に上陸は開始される」との暗号でした。
これらの暗号はドイツ軍の情報部など一部には知られていましたが
大方のドイツ軍は、
「商業ラジオで作戦を予告する軍司令部など、この世にあるはずがない」
と、この情報を無視しました。
しかし本当に連合軍は6月6日にノルマンディーの海岸に海から5個師団
そして空からは空挺3個師団が第一波として上陸し
イギリス軍、カナダ軍、自由ヨーロッパ軍26個師団にアメリカ軍21個師団合計で47個師団がヨーロッパに上陸することとなりました。
史上最大の作戦は成功したのです。
この作戦名「オーバーロード作戦」の前兆として、
BBC放送のヴェルレーヌの「秋の歌」が使われたのです。
「秋の日の ヴィオロンの ためいきの」
と夏前に言われても、困りますよね(笑)
もし季節外れの放送を見たり聞いたりしたら
何かの暗号と疑いましょう(笑)
何か起こるかもしれませんよ!
6月1日はこういう日なのです。