歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

御猟鍋(ごりょうなべ)

本日やっとの更新です。

先週末京都に行っていたり、昨日の来客ラッシュもあいまって

仕事が溜まっており、やっとこさ更新が出来る状態に

普段と違い、京都の記事はじっくり書きたいもので・・・・・・

さて、本日は、御猟鍋のご紹介です。

鍋と言っても、鉄板焼きです。

こう書くとなんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが



こんな↑感じの料理です。



風情のある個室でいただいたのですが

竹の足の机の天板の真ん中がくりぬいてあり

ここに、炭火で熱した 農耕具の鍬(クワ)の上で野菜や肉を焼くのです。



これは、鎌倉時代のお話ですが

公家たちが武士とともに、洛北の北山に狩りに行き

たくさんの獲物をとっのですが、途中で空腹になり

付近の農民に調理を命じたのですが

あいにく、鍋が壊れていたそうです。

一計を案じ、畑を耕すクワを鴨川で洗い

この上で野鳥の油で肉を焼き食したそうです。

これがたいそう上手かったとかで

以来、御猟鍋という名が付いたとか・・・・・

鴨の肉や野菜は最高に上手いのですよ!

特に、京の野菜は土壌のせいか関東の野菜と違い

上手く感じます。

関東は、富士山の火山灰のせいでしょうか?


ネギも関東のネギは白いネギですが

京のネギは九条ネギと言って青々としています。

北斎さんと言うお店です。



京都でも知る人が少ない、おいしい一品ですよ!