歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

パーティーと学問のすすめ

本日4回目の更新です。

先日の8月17日に仕入れの組合の見本市があり、この後の懇親会のことです。



我が大東京文具チェーンの仕入れ市アピールandスポットです。



文具業界の各メーカーさんがご参加いただいてますが、

こういう画像を見ると

「社長ってパーティーとか華やかな所が多くて良いな!」と思われる方もいらっしゃるかと

しかし!そんな楽なものでもないのですよ!

こちらサイドは接待する方ですから!

文具業界には、主に4つの団体がありますが

我々「大東京文具チェーン」は腰が低く、でもやる事はやる主義です。

私もこの主催側でして、プロジェクターの準備やら

余興の進行係でした。

誰か私と代わっていただけるものなら、どうぞお譲りいたします。

ただ途中で投げ出さないように、事前にご忠告申し上げますが・・・・・・・



さて、ここからが本題です。

学生さんはよく読んでくださいね


パーティーの冒頭、挨拶に立った理事長の第一声は

「皆さん8月です。ネクタイをしている方は今すぐとって下さい。」でした

環境事業に取り組む当組合の「クールビズ」活動です。

そして、理事長の母校である慶応義塾大学の創始者福沢諭吉の話が出ました。

皆さん福沢諭吉の「学問のすすめ」って有名ですよね!

読んだ事はありますか?

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」とは、あまりにも有名なフレーズです。

でも、何故それが「学問のすすめ」なのかご存知でしょうか?

私も恥ずかしながら、読んだ事がありませんでした。

理事長がお話しされた事を聞くと

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」で

人は生まれてきた時は、みな上下の差別ないのに

何故格差が生まれるのだろうか?

世間を見渡すと、賢い人や愚かな人

貧乏な人や金持ちの人

身分の高い人低い人がいる。

なぜにこの格差が生まれるかと言えば

学問をしているか?していなかったか?が原因である。

だから、学問を皆にお勧めします。

という内容だそうです。

小学校の校庭にある「二宮尊徳」の像を見ると

家の仕事をしながら勉強をしている姿があります。

この「学問のすすめ」は江戸の終わりを告げる大政奉還から4年半後にかかれたものです。

当時と違って、今は勉学の機会も義務教育の名の元に中学まであります。

このころの生活の為の労働、という事が必要な小中学生はほとんどいないはずです。

こんな幸せな時代に、勉強をしないのはどんなものでしょうか?

どんなに裕福な家庭に産まれようとも、学問をしなければ落ちていく一方で生きていけません。

ただ、親が「勉強していい学校に行けないと、格差社会で負け組みになるよ」

と言っているのも、私はあまり感心はしません。

私自身は、学校の勉強はあまり好きではなかったのですが

好きな学問に関してはとことんやるタイプでした。

歴史学」「政治学」「経済学」「商業学」といった分野でほとんど社会科でしたが

逆に嫌いな科目は、「数学」(幾何とか)「英語」といったものでした。

でも、それらは、今大いに役立っています。

現在の私の仕事は、それらの学問の応用(特に歴史学の応用)そのものです。

学問は、社会に出るのに最低限必用な分野と、

自分の啓発のためにより専門的にして利となるものの2つに分かれますが

今になれば、どちらも必要なものである事がよくわかります。
(英語をもう少し勉強しておけば良かった!シミジミ)

今は、エー!やりたくない!と思っていても

後で必ず自分自身が生きていく上で役立つ事です。


江戸末期の 勉強したくても働かなければならず、ままならなかった時代の子どもと

現代の 教育を受ける権利を持っていながら、ゲームなど遊びに夢中で勉強がしたくない子どもと

いったいどちらが、かわいそうなのでしょうか?

まあ、人類は日々進歩してますから、ゲームを無くせとか馬鹿げた事を言う気もさらさら有りませんが

勉強は自分の為にするべきでしょう!

タイムマシンがあれば、未来の自分が来て

「おい自分!何で勉強しないんだ!だから未来の私が困ってるんだよ!」

なんて文句を言いにくるかもしれませんね!


さあ、もうすぐ夏休みが終わりますよ!

宿題やってますか?

社会に出て困らないように!勉強しましょうね!

安心してください。

勉強してるのは学生さんたちだけじゃないですよ

私も、日々勉強中です。


今ならまだ間に合うぞ!