本日3回目の更新です。
引き続き「防御」に関する記事です。
「防御に徹する」という事の意味は、守りに重きを置いて、攻勢の機会をうかがい、起死回生を図ると言う事です。
歴史上、城に籠もり篭城戦をしていますが、篭城だけでは意味を成さないのです。
逆に城を攻めるには守備側の約4倍の戦力を必要とします。
敵の城の四方を囲み、敵の突出を防がなければならないからです。
篭城する側では、必ずにして「後詰め」という援軍を有します。
この後詰めが無い場合は、敵の囲みの隙を付いて、攻勢に出なければ、起死回生は見込めません。
囲まれた防御側の心理としては「誰かが助けに来て、敵の背後を襲うとか攻城側の隙をつき打って出る」と言うことが無い限り活路が生まれないのです。
攻める方も、敵が打って出てくるかもしれないと言う恐怖観念が有るか?無いか?で余裕も違います。
この不況下に、規模の縮小傾向のみを「防御」と考えたのでは、活路は生まれなく
負のスパイラルにしか陥らないのです。
縮小傾向を決して否定はしませんが、攻撃面も合わせて考えていかないと
企業の未来は無い!という事です。