歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

篭城戦

本日3回目の更新です。

引き続き「防御」に関する記事です。

「防御に徹する」という事の意味は、守りに重きを置いて、攻勢の機会をうかがい、起死回生を図ると言う事です。

歴史上、城に籠もり篭城戦をしていますが、篭城だけでは意味を成さないのです。

逆に城を攻めるには守備側の約4倍の戦力を必要とします。

敵の城の四方を囲み、敵の突出を防がなければならないからです。

篭城する側では、必ずにして「後詰め」という援軍を有します。

この後詰めが無い場合は、敵の囲みの隙を付いて、攻勢に出なければ、起死回生は見込めません。

囲まれた防御側の心理としては「誰かが助けに来て、敵の背後を襲うとか攻城側の隙をつき打って出る」と言うことが無い限り活路が生まれないのです。

攻める方も、敵が打って出てくるかもしれないと言う恐怖観念が有るか?無いか?で余裕も違います。


この不況下に、規模の縮小傾向のみを「防御」と考えたのでは、活路は生まれなく

負のスパイラルにしか陥らないのです。

縮小傾向を決して否定はしませんが、攻撃面も合わせて考えていかないと

企業の未来は無い!という事です。