歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

最前線に出たい!

社長になってつらい事ってありますか?と訊ねられて、

「責任が増した事」 と 「最前線に出れない事」と答える。

重荷を背負って行くのは、しょうがないと思う。

家康の遺訓にもあるように

「人の一生は重荷を負って遠き道を行くが如し、急ぐべからず」

この事は、心底から理解している。

ただ、「最前線に出れないつらさ」は結構きついものがある。

元来私は、根っからの現場主義者で最前線を好んで歩く。

お客様に一番近い、営業でありたいと思っている。

しかしながら、売る事は、得意だが中途半端な営業ができない。

とことん没頭してしまうタイプなのである。 



総指揮官が最前線の渦に巻き込まれると、その渦の形を

把握する事が出来なく、組織としての統率が取れない。

家康唯一の負け戦たる「三方ヶ原の戦い」では家康の本陣も

戦線に参加してしまい、陣形を崩し敗退している。

戦線は、一箇所ではないのだから各戦線の状況を把握し

それぞれに的確なる指示を下してこそ、集団戦法は成り立つのだ!


でも、私の行動指針として 「自分しか出来ない事をやる」 というものもある。

 逆を返せば「自分じゃなくても出来る事は任せる」だ!

組織全体の状況把握と状況に応じた判断、指示こそが

私しか出来ない仕事だと頭では理解しているが、部下が苦戦の時など

自分が最前線に出ればもっと状況を打開できるのにというジレンマもある

あえて前線に出ない!そのジレンマと常に戦っているのだ!


それでも前線に行きたい時は視察と称し、ポスティングなりで

お客様の周りをチャリでまわり気分を晴らしている。
(このポスティングは、結構現場把握には有効で後日書きます。)

でも

でも

本音は、最前線に立ちたい!

それをしちゃ組織が成り立たないだろう!

でも

ウーン、ジレンマだ!