歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

ういーんのカレーライス

カレーライスと言うと誰でも一軒ぐらいは

「ここのカレーがお奨めだよ」という店はあると思う。

私は、あまりグルメではないと思っているのだが、

変わった意味で JR鶴見駅東口の ういーん という

立ち食い蕎麦屋さんのカレーライスを好んで食べる。



ここのカレーは、どこの家庭でも有りそうな味である。

カレーライスを食べようと思うと、どうしてもこの店に足が向く。

実は、その理由は10年前ぐらいにさかのぼる。



グルメではない私が当時から唯一こだわっていたのが

立ち食いそば の天ぷらうどんだった。

その日は、駅前の変わった名前のこの店で天ぷらうどんを

食べていた。

ういーん と言うと 普通は国名と同じカタカナの ウィーン だと思うが

この店は、間違いなく ひらがな表記でしかも小さい「ぃ」でなく「い」なのだ!

名前の由来はよくわからないが・・・・・なんか面白い店である。

肝心の 天ぷらうどん はと言うと・・・・・・・・

どこにでもありそうな、関東風の醤油がたくさん入って濃い味である。

実は、立ち食いうどんは関西風に限る!と自負している私は

正直言って、あまり好きな味ではなかった。

カウンターで その天ぷらうどんを食べていると

後から男性客が一人入ってきて「カレーライス」の食券を買い

カウンター内のおばちゃんに!

「辛くないカレーライスにしてくれ」と言い放った。

おばちゃんは、怪訝そうな顔をすると、そのお客さんいわく

「医者から、辛いものはドクターストップが掛かっているんだよ」

私は、その言葉を聴き、内心

”それなら、カレーなんか頼むなよ!”と思った。

でも、次に聴いたおばちゃんの切替しには耳を疑った。

「それなら、そばの汁をかければ甘くなるから大丈夫!」との事

”おいおい、そんな事言って良いのか?”と私はヤキモキしていると

お客さんいわく 「そりゃ名案だ!それで頼むよ」 と

”ありゃりゃ!納得しちゃったよ!でも食べてみてしょっからいなんて言うんじゃないか?”なんて思っていると

汁をかけたカレーライスを食したお客さんいわく 「あー甘くてうまいよ!」との事!



一連の会話を聞きながら、”このおばちゃんすごい接客術だよ。

これこそCS(顧客満足)の鏡だ”
と感心した


そのお客の希望を満たしてるんだから・・・・・・


それからは、このおばちゃんのCSに敬意を払い

カレーライスを食べたいと思うと、 ういーん に行く事にしている


そのカレーライスが↓これ


(カツカレー450円です)

写真の右の御わんは、一緒についてくる スープです。

スープとは例のそばの汁ですが・・・・・・