歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

レインボーマン

本日3回目の更新です。

前の更新記事でレインボーマンの話を少し書きました。

私が幼稚園の頃、お盆に家に来るお坊さんが読むお経の

妙法蓮華経の経典の中にある、「阿耨多羅三藐三菩提」(あのくたら さんみゃく さんぼだい)というフレーズを見つけ

たずねたのですが、それがレインボーマンの変身の呪文でした!

その後も、そのお上人さんには、「阿耨多羅三藐三菩提の息子さん」と呼ばれましたが・・・・・・・(笑)


さて、そのレインボーマンですが、1972年(昭和47年)から1973放送された

特撮テレビ番組でした。

この番組実は奥が深いので詳しく説明させてもらいます。


主題歌の

「インドの山奥で 修行して

ダイバ・ダッタの魂宿し 空に掛けたる虹の夢

今さら後へは引けないぞ、だから行くのだレインボーマン!」

という歌ですが、よく替え歌が歌われていました。

この曲や、この作品の作者は、森進一の「おふくろさん」の作者で月光仮面でも有名な「川内康範」さんです。



内容は、レインボーマンに変身するヤマトタケシと死ね死ね団の戦いなのですが

故あって仕方なくプロレス界に入りながら、プロレス界を追放され

インドの山奥に住む奇蹟の聖者「ダイバ・ダッタ」のもとに弟子入りします。

しかし、時はおりしも、第三次インド・パキスタン戦争の真っ只中

同じ人間同士が傷つき殺しあう民族間の紛争による戦死兵士をダイバダッタは

超能力を用いて蘇らせますが、

生き返ったにも関わらず、再び争いを始める兵士達。

ダイバは彼らを諭し、その神々しさに感銘した兵士達は武器を捨て故郷へ帰っていったのでした。

人類愛を知り、その力を人々の役に立てようヤマトタケシは考えます。

そして彼が変身するのが、七曜にちなむ7種類の姿に変化(へんげ)し、

それぞれの姿にちなんだ超能力を発揮するレインボーマン



判ります?

左から、日、月、火、水、木、金、土と曜日順です。(笑)


そして、その敵がミスターK率いる「死ね死ね団」!



彼らの目的は世界征服とかではなく、「特に日本人に恨みを持ち、日本という国家と日本人皆殺しを企む組織」なのです。

第二次大戦中日本軍に家族を殺され、自分も虐待を受けたミスターKをリーダーとし

人間を狂気にする薬をまいたり

大量の偽札の流通によるハイパーインフレを起こす経済テロ

人工地震や人口津波で日本の国際的信用を失わせるなど

至極現実的な攻撃で、現在のテロ組織にも似てます。

この「死ね死ね団」の歌が

当時の子どもたちには、トラウマになるのではないのかと思われるような歌で

日本人は邪魔っけだ とか、黄色い猿めをやっつけろ などと容赦ないほか、

1番だけでも「死ね」を29回、加えて「死んじまえ」と2回歌っています。


それほど、日本人を憎んでいたんでしょうね!

その中で、祖国が諸外国から迫害を受けている現実を目の当たりにしながらも、

日本を守るために孤独な戦いを続けるレインボーマン

そして、その苦悩を描いています。

歌にもありますが、「いまさら後へは引けないぞ」と

苦悩しながらも、守り抜く姿勢が表れています。


かつての戦争での被害者だった諸外国からの復讐の怨念と戦うレインボーマン


こういう事態にならない為にも

争い後とは避けなければ

一方に恨み言を残せば、必ず仕返しが来ます。

それは世代を超えても同様ですが、

過去を知らない世代は、その責任をまた相手に転嫁するでしょう!

こうして争いごとは、歴史から絶えません。


現在、私は、月末の祭りの準備をしていますが

鶴見という街の小さな地区でも、町会同士の争いやら

意地の張り合いは絶えません。

皆さんもっと大人になりましょうよ!

過激な「死ね死ね団」を生まない為にも!



最後に、レインボーマンの歌をご存知の方で2番を知っていらっしゃる方はいますか?


「人間誰でも 皆同じ・・・・・とのフレーズです。

笹川さんじゃないですが

人類皆兄弟!平和を目指しましょう!