おはようございます。
昨日NHKの大河ドラマ「天地人」を見ました。
原作は、読んだ事がありませんが、やはりドラマにすると
結構いい加減に、偏った見方をされます。
松方弘樹の徳川家康は、家康ファンの私としては見ていられません。
息子いわく、「何でこぶが頭にあるの?」とのこと
私も??????です。
さて、昨日の放送で、直江兼続の養子となっていた
本多正信の次男、本多政重(直江勝吉)が直江家を去りましたが
このあたりが、どうもしっくりいきません。
ドラマの中では描かれてませんが
本多政重とは、関が原の合戦の折は
西軍の宇喜多秀家の家臣として東軍と戦い
敗戦後は、確かいくつかの家から請われ最後は前田家に仕官しました。
その後、直江兼続の養子の話が来て、上杉に入りますが
直江兼続の娘が亡くなってからは、兼続の弟、大国実頼の娘を娶ります。
このあたりの事情は、ドラマにはありませんでした。
そして、政重はまた、金沢の前田家に戻ります。
この時、妻の大国実頼の娘だけでなく
多くの直江家の家臣が彼に従い、前田家に行ってしまいます。
その後は、本多政重は金沢前田家の筆頭家老となるのですが
その多くが元直江家家臣なのです。
よく、リストラをせずに、関が原の合戦以後の上杉家を兼継は立て直したと言われますが
もしかした、食い扶持を少なくいする為に我が家臣団をそっくり前田家に移籍させ
その分、上杉家中で一番の禄を食んでいた直江家を解体し
上杉の存続を図ったのではないでしょうか?
ドラマとは恐ろしいもので、どうも一方的ですよね