歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

マリンタワーとパープルライト

本日6回目の更新です。

雨も上がり、夕焼けがきれいですね!

この夕焼けがきっかけで書きます。

今回は、長文ですが、最近一番書きたかった事です。

しばしお付き合いを・・・・・・・

いつも、読む方が飽きない様に、ある程度の長さに絞り込んでブログを書こうとしていますが

久々に思いの募りを目いっぱい書きたいと思いました。

横浜は、今年開港150周年です。

当社では、以前から絵画なども販売しており、

横浜港を中心に絵を描く、小林幸三 さんの作品を販売していて

今回これらの特価セールをしてます。

その絵の中で、私がとても印象に残る物があります。



それが↑これです。

マリンタワー氷川丸が描かれたこの絵ですが、私には良き思い出があります。

1984年、私が中学の頃の事ですが

アニメで「ガラスの仮面」という番組があり

このエンディングテーマに出てくるシュチュエーションなのです。

多分、港の見える丘公園からの眺望かな?

このエンディングテーマは、芦部真梨子さんという方が歌う「パープルライト」という曲でしたが

動きは無く上の絵のシュチュエーションが延々と続きます。

ただ、一枚の絵が固定なのではなく、固定カメラを置いたように

昼間から夕焼けの風景徐々に変わり、最後は夜景に変化すると言うものです。

赤と白のマリンタワーを中心に港の夕暮れは、まさにパープルライト

夕日に照らされたオレンジの世界から、夜の世界への移行過程の空は、

まさに「パープルライト」です。

皆さんは、この色の変化の世界を実際に見た事ありますか?

港の色調変化は、最高です。

私は、実際に何時間も夕焼けが生み出す幻想的な世界に魅了され

何時間もそこに足をとどめていた事もあります。

また、この角度からの風景の中心は、我が町「鶴見」なのです。

港の向こう岸にわが町があるのです。

さっき、商店街の道路の真ん中に立ち、通りを横浜方面に向け夕暮れを撮影してきました。



この映像では分からないでしょうが、商店街をこのまままっすぐ直線状に伸ばしていくと

逆にさっきの絵画の書いた場所にたどり着くのです。

この様な、シュチュエーションがあるガラスの仮面のエンディングテーマは好きでした。

私にとって「横浜」と言えば、真っ先に思いつく光景なのです。

またこのエンディングテーマの曲は、チューリップの財津和夫さんが作曲したもので

夕焼けの光景にはぴったりの曲でした。


話しは変わりますが

中学時代男子校で剣道に打ち込んでいた私でしたが

当時アイドル岡本舞子さんにお熱でした。

男子校なんてその様なものでして、当時は岡本舞子の同期の本多美奈子が一番人気でしたが

私は、少数派の岡本舞子ファンでした。

アイドル=憧れ とは青春の良き思い出です。

それでも、剣道の部活はしっかりやってましたので

追っかけの様な、事まではしてませんでしたが

岡本舞子ファーストコンサートが中野サンプラザで行われる事になりました。

その日は、あいにく他校へ遠征しての剣道の試合の日でした。

品川で試合をした後、中野サンプラザへ向かいましたが

到着時はすでに遅く、満員で入場できませんでした。(確か無料で先着千名限定だったはずです。)

悔しい思いが募りましたが、その後も岡本舞子イベントなどが有る日は、必ずと言って部活が重なりました。

そんなある日、ラジオで岡本舞子イベント情報をキャッチしました。

横浜港の氷川丸船上にてのイベントでした。

ファンとして一度は、生のアイドルを見てみたかったのは言うまでもありません。

この日、偶然にも部活は休みでしたので、勇んで出かけました。

はじめて行く、岡本舞子出演イベントでしたが

当時の追っかけ、親衛隊にはびっくりした記憶があります。

気合が入っていると言うか、何と言うか、異次元の存在にも感じましたが

アイドル自体憧れでしかないでしょうから、異次元の存在かもしれませんが

当時の私には、彼らは、またまた違った違う世界の存在を教えてくれましたね!

そうこう思っていると、イベントは始まりました。

岡本舞子さんは、子役上がりでしたが歌唱力は抜群で、

当時新人賞の中でも、歌唱力での受賞が多かったと思います

彼女はデビュー前にアニメ「魔法の妖精ペルシャ」という番組のテーマも歌ってました。

その曲が、横浜港にイメージが近いので当日、おまけで歌ってくれました。


港へ抜ける路地から、潮の香り 流れてくるの

駆け出して見上げたら かもめがはばたいてゆくわ


という歌いだしの曲でしたが、本当にかもめが羽ばたいているのが、印象的でした。


このイベントで初岡本舞子を見れて、歌声も聴けて嬉しさ絶頂でしたが

もう一つ予期せぬ、ラッキーがありました。

このイベントにたまたま「ガラスの仮面」のエンディングテーマを歌う芦部真梨子さんも出演してまして

氷川丸船上から、マリンタワーをバックに「パープルライト」を聞く事が出来たのです。

このイベントが終了してからも、私は、山下公園から港の夕焼けを見続けました。

ちょうど今日の夕焼け空の様にオレンジからピンク、パープルに徐々に微妙な色調変化に魅了されたのです。



だからこの絵画は、私の青春時代の貴重な一ページを彷彿させてくれます。

思い出の一ページだったはずの、この絵ですが

同じ風景は現在では見れません。

去る5月に、思い出深いマリンタワーがリニュアルし

赤と白のカラーからグレー一色に塗り替えられました。

開港150周年に合わせての事でしょうが

私にとっては、夕焼け空には映えないんじゃないかな?と疑問に思いますが

しょうがないですね!

でも、私の中ではマリンタワーは小林幸三 さんの絵の様に

いつまでもマリンタワーは赤と白なのです。

良き青春の思い出はいつまで経っても、変わらないでしょう!

長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。



追伸

最近ネット上でおもしろいCDを見付け購入しました

「アニメ歌年鑑1984」というもので

先の「パープルライト」が入ってましたので購入したのですが

偶然にも、その次の曲が岡本舞子さんが歌う

魔法の妖精ペルシャ」の氷川丸で聞いたあの曲でした。

実は、この2曲を聞きながらこの記事を書きました。

そして、今日の夕焼け空が、そうさせたのだと思います。