歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

最後のISOT

本日は朝から東京ビッグサイトで行われている

第26回国際文具・紙製品展ISOTの会場に来ていました。



私が20歳の頃、日本はバブル絶世期の頃に

当初、業界の販売店が中心になって立ち上げた

文房具のアジア最大の祭典でしたが

ここ最近は、毎年数社ずつ、国内の名だたる文具メーカーが不参加となり

今年は何と18社程度しか参加していない状態!

ただ、全体の参加社数は増えていますと、主催者のリードジャパンは言っていますが

それは、海外の文具メーカーや海外の工場の参加が多いだけでして

そこかしこのブースで

「日本語できます」とか「OEM承ります」とか「代理店募集中」とかの文字が目立ちます。

何故こんな状態になったのかと言うと

10数年前に、販売店団体がこの行事の主催者の辞めて

リードジャパンと言うイベント企画会社に主催が替わった事

10数年前前あたりから、中国などの外国人の出入りが多くなりまして

それ自体は悪くないのですが

撮影禁止にもかかわらず

平気で写真撮影をしていき

国内の名だたる文具メーカーが新商品を発表すると

この展示会の数週間後には、粗悪な模倣品が平気で売り出されると言う始末で

一時期、そう言った露骨な産業スパイに対処して

各メーカー国内の業界関係者しか入れない奥のブースを用意してもいましたが

そんな事お構いなしに、外国人模倣品が出回る始末

以前、ベトナムを旅行した際に

現地で人気のホンダのバイクの模倣品が、アルファベットの文字を一字変えて

ソンダと言うブランドで売っていましたが

そんな笑える可愛いレベルなんかじゃ無く

メーカー名、商品名、バーコードまでそっくりに作る始末

文房具って、外観だけならいくらでも模倣品作れるレベルですからね!

そんなことで、今では筆記具メーカーなどは、ゼブラさんが出展しているだけで

消せるボールペンのPILOTや、クルトガジェットストリームで有名な三菱鉛筆ぺんてる、サクラ、トンボなどほとんどの筆記具メーカーは不参加となっていまして

毎年勉強と情報収集の為、行っていた私も、同じビッグサイトで行われているGIFTショーのみに絞り込み

来年からは、行かない事にしました。

だから本日が最後のISOTとなるのです。

マスコミも多分、あれ?おかしいぞ?

と気づくかな!

本日は、フジテレビの皆藤愛ちゃんを見かけ

さすがに盗撮はしませんでしたが

近くを通り過ぎる時に、思わず「やっぱり綺麗だ!」と言うと

聞こえたらしく、振り向いて ありがとうございます と........

最後にこんなラッキーに恵まれましたが

ちゃんとそれなりに貴重な情報収集も行えました。

これまで、ISOTにはお世話になってきましたが

時代の変遷に合わせて、卒業させて頂きます。