本日2回目の更新です。
今日はエレベーターのお話です。
エレベーターと言うと航空母艦の飛行甲板と、艦内の格納庫を結ぶ大事な装置ですが
その配置により、効率が大夫違ってきます。
初期の空母はすべて、船のの中心線軸上にエレベーターが有り
このエレベーターが下に降りている時は、飛行甲板が滑走路として使用できなくなってました
しかし、第二次大戦後期に竣工した、アメリカのエセックス級空母からエレベーターの配置が変わります。
上の写真もエセックス級の戦後の改造後のものですが
艦の舷側にエレベーターを持っていまして
こうする事で、艦の中心軸を飛行甲板として使用できますし
何よりも、艦載機等の運用上、効率が良いのです。
考えても見てください。
艦のど真ん中にエレベーターがあるのならば
自ずと格納庫内のど真ん中にエレベーターも位置します。
と言う事は、エレベーターが上に上がっている時には、格納庫内のど真ん中に穴ぼこが開いている。と言う事です。
こりゃスペース的にも無駄ですし、艦内の飛行機の移動が極めて困難です。
でも、サイドに有れば格納庫内を有効に使用でき、艦載機の数も増え、艦内のを自由も楽です。
また、万が一被弾したり、格納庫内で火災など発生しても、エレベーターがサイド式であれば
煙などもサイドの穴から自然に抜けます。
つまり、ダメージコントロールも効きやすいのです。
と、出社時の歩行中にふと考えていた事を書いてみました。
本当に私って軍事オタクですね!
でも、効率追求と言う点では、軍事関連の知識は最も役立つ発想ですよ!