歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

第57話 横須賀違い

本日4回目の更新です。

大学時代の心に残るチャレンジの旅を書いてます。

本日は、この旅の歩き始めて9日目の出来事です。

浜松城を後にし、一路海岸線に沿った道を御前崎方面に向かう私に

大雨は容赦なく降りしきります。



この路線は特に大型のトラックなどが行き交う道でして

沿道には、トラックのアンちゃん御用達の飯屋が点在してます。

その日の昼食は、そんなトラックドライバーが集まる食堂で

久しぶりにカツ丼など食べてまして

ずぶ寝れの服装に、大きなザックを持った私は目立っていたんでしょうね!

多くのトラック野郎たちが、話しかけてきてくれまして

家康の史跡を歩いて旅していると話すと

何を勘違いしたのか

「今日はどこまで行くんだ?」と聞いてきます。

その日は、御前崎の手前の大須賀町横須賀城に行くと答えると

「横須賀か?じゃあ方面はずれだな!」と言いだし

突然、ほかのドライバー客たちに

「このアンちゃん横須賀まで行くそうだが、誰かそっち行く予定の奴いるか?」

と叫びだし

すぐに、誰かが

「あっ!俺今日そっちだ!乗っけてってやるよ!今日中には着くぞ!」

とか言いだしました。

こりゃまずいと思い、

「歩きのみで旅してますから」

とご遠慮すると

「お前今日中に、横須賀まで行く気か?高速乗らなきゃ無理だぜ!」

と言ってきました。

どうも、彼らは私の地元神奈川県の横須賀市と勘違いしていたようで

すぐそこの、大須賀町の横須賀だと説明すると

大笑いしてました。

時速60キロで走れば、30分で着くところですから・・・(笑)

結局大雨でもトラックには乗りませんでしたが

トラック野郎たちの優しさに触れた日でした。



つづく