歴史研究家になりたいグウタラ願望の社長のブログ

文具・事務用品・OA機器・スチール家具などを扱う、株式会社マルハチの社長、八木幹雄のブログ。

第50話 金の成る木

本日2回目の更新です。

大学時代の心に残るチャレンジの旅を書いてます。

本日は、この旅の歩き始めて8日目の出来事です。


二俣城を出発すると、付近に当時の井戸櫓が復元されています。



確かそのあたりだったと思いますが

高札がありまして

徳川家康の金の成る木の話が書いてありました。





徳川家康は、諸侯に『金の成る木』を知っているかと尋ねた後、

1行書きで、3本の木を描きました。

 「よろづ程のよ木」(万事がほど良いこと)
 「じひふか木」  (慈悲深いこと)
 「しょうじ木」  (正直なこと)



これを聞いた細川忠興がは更に、家康が書いた一行を木の幹に仕立てて

以下の『枝』を4本ずつ左右に描き加えたそうです。

「あさお木」    (朝早く起きること)
 「いさぎよ木」   (潔いこと)
 「しんぼうつよ木」 (辛抱強いこと)
 「ゆだんな木」   (油断をしないこと)
 「ようじょうよ木」 (健康状態が良いこと)
 「かないむつまじ木」(夫婦が円満なこと)
 「思慮深木」    (思慮深いこと)
 「無駄な木」   (無駄なく効率的なこと)

これを以て『金のなる木』が完成でした。

この木のイラストをメモで写していた私はふと思いつきました。


これは、八本の枝の木だから

これこそ八木の木なのでは?



八木の木は八本の木でなく

八本の枝を持つ、『金のなる木』

そして、その幹の雄である私
(幹雄だから)

は、よろず程よき、慈悲深き、正直でなければと・・・・・・


こんな事を考えながら、その日の目的地である浜松へと歩いていくのですが

既に歩き始めて8日目、

極度の疲労と、初日の右足の火傷が痛み

それをかばって歩いていた為か?左足を痛め

引きずっている状態でした。


つづく