ラジウス磨き
おはようございます。
学生時代に山登りをしていた私ですが
数年前に山登り専門店に立ち寄った時に、
あまりに装備が変わった事に戸惑いました。
最近は、GPSとかで自分の位置を確認するんですね!
携帯電話も、山登りの必需品になったらしいし
昔みたいに、国土地理院の1/25000の地図を片手に
自分の位置確認なんてしないのでしょうか?
ちょうど、私が山登りをしていた時は
装備が変わる頃でした。
大学1年の頃のテントは、重い支柱屋根式のテントでしたが
2年生頃から現在の軽量型のドーム式テントになりましたし
食事などを作る、火器も現在のガス式のEPI に移行する頃だったと思います。
私は4年間ずっと、灯油式のラジウスでしたが・・・・・・・
ラジウスとは
こんな↑火器で
灯油を入れ、まず中間にある皿の上にメタという固形物を置き
これを燃焼させ、噴射口のある上部までの管を温め
下のポンプをポンニングして灯油を気化させて燃焼させるのです。
下級生の時は、このラジウスの扱いで
いろいろとうるさい事を先輩から言われましたが
経験を積み、上級生になるにつれ
そのお小言を、後輩に言うようになります。
特に、一つの山行が終わると、どうしても吹き零れなどの汚れが出ますので
本来ピカピカのはずのラジウスは汚くなりますが
これを、研磨剤のピカールでピカピカに磨き上げました。
それは、単にきれい好きとかでなく
のぞきこまなくても、火の具合が本体に映るからです。
山での先輩からのお小言は
先輩たちの先輩風や偉さの誇示ではなく
経験から実用的なアドバイスなのです。
若手の新人諸君
先輩の言う事は、無駄なことではないのですよ!