本日3回目の更新です。
今日は、大学時代の親友篠塚君とのお話しのつづきです。
(一年生の夏合宿のお話です。)
渡渉事件の後、パーティーは、いよいよ南アルプスの稜線へと標高を稼ぎ登りました。
かなり暑いさかりでした。2日目の宿営地での夕食は、豚肉の味噌炒めでした。
豚肉を味噌であえて持って行く事で、保存を狙った食品だったのですが
折からの猛暑には、さすがに勝てなかった様で、炒め始めると
親友の篠ちゃんいわく「漁港に打ち上げられた魚が腐ったにおい」がし始めました。
それでも、山男達は腹が減ってますし、貴重な食料です。
皆が「大丈夫だよな!」とお互いに納得し合い食べました。
理性より食欲が勝ったのです。
しかし予想はしてましたが、案の定翌日からパーティー全員が腹を壊しました。
幸いだったのか、翌日から台風が接近しており、稜線上にて一日停滞を余儀なくされ
テントの中で、皆が体調を整える事ができましたが
30分ごとに誰かが、テントを離れ暴風雨の中に用を済ましに消えていく
こういった有様でしたが・・・・・・・・・・
つづく