本日2回目の更新です。
今日は、大学時代の親友篠塚君とのお話しです。
明治大学ウォーキング部で同期だった篠塚略して篠ちゃんは、私の親友です。
彼とは帰りの方面が一緒だった事から、よく私が遠回りして横須賀線で一緒に帰った仲です。
篠ちゃんとは、いっしょに山で生死を共にした間柄です。
私は、篠ちゃんに何度も助けられ、私も何度か彼を助けた仲なのです。
一年生の時の夏合宿で篠ちゃんとは同じパーティーでした。
夏合宿は、一週間以上の長期の山行で、その年は南アルプス縦走でした。
初日、いきなりトラブル発生でした。
川沿いの道を進んでいくと、途中有るはずの橋が流されており、水量の多い広い川を渡渉する事になりました。
初日でしたので、各自の荷物は、50キロを超えてましたが
最初に4年生が単独渡渉し、細引き(ザイルの細いもの)を両岸にピンと張り
これを伝っての渡渉となりました。
私が渡りきり、その次に篠ちゃんが渡ったのですが、
途中川の流れに足をすくわれ、彼は転倒し下流に流されていきました。
一番近い場所で待機していた私が、川に入り流される彼のザックをつかみあげ
川の流れから引っ張り出したのを覚えてます。
その時は、必死でしたのでさして感じなかったのですが
後で考えると、命綱なしでの救出でしたのでゾッともしました。
その後、ずぶぬれになった着衣や荷物を皆で焚き火をして乾かした思い出があります。
特に、タバコを吸う篠ちゃんは、濡れたタバコを一生懸命乾かしていたものでした。
これが、この山行での私が篠ちゃんの危機を救った出来事でした。
つづく